２００４年２月の福郎
　　　
２月２日(月)ときわ寄席
高槻駅前のこじんまりした会場で開催している「ときわ寄席」も、第１５回を迎えました。
今回は新聞の取材が入っていましたので、ちょっと早めに会場入り。大阪日日新聞で、掲載は来週１４日（土）の予定だそうです。是非ご覧になって感想などお聞かせください。
前もって用意したお茶菓子が足りなくなるほど、いっぱいのお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。
大入の嬉しさは打上げに持ち越して、よう呑んで、上機嫌ではしゃぎました。
京都ワイズの皆様、ご馳走様でした～！
　　　
２月３日(火)護王神社節分祭
恒例となりました京都御所向かい･護王神社の節分祭。まずは奉納落語です。前日夜まで降り続いた雨が上がり、朝からお日様が顔を出す天候に恵まれ、この季節にしては暖かな日和に誘われてか、大勢の方がお集まりでした。奉納落語は境内の真ん中に設えられた拝殿で、つまり、ふきっさらしの中で行なうのですが、おかげで寒い思いをせずに演じさせていただきました。下に、わざわざ観に来てくださった今井泊舟さんから、今朝送っていただいた写真を掲載します。
見物客に大人気の鬼も、ちいさな子どもさんには泣かれて大弱りだったようです。そういえばウチの子も、幼稚園の年少組の頃は節分の度に泣いて帰ってきましたな。５歳ぐらいになれば、園長扮する鬼を追いかけてましたが‥。
文室宮司による四方放射の儀。放たれた矢は縁起がいいとのことで皆さん欲しがるのですが、今年はたまたま、そのうちの一本が境内の大木の上に。幹と枝の間に突き刺さって、木を揺すったり、物を投げたり、皆さんの奮闘にもかかわらず落ちてきません。ついには社務所から脚立が登場し、なんとか矢を落としました。
今年も、五味龍太郎さんと一緒に豆まきです。
豆だけでなく、ミカンやらチョコやら、いろんなモンを撒きました。
待ちきれない人達のために、しまいにダンボール箱を小脇に抱えて投げ続けました。

今年もいいことありますように。
　　　
２月７日（土）８日(日)京のおもてなし
全日空ホテルで、京呉服の老舗･小松屋さんの「京のおもてなし」が催されました。
まずは、陰陽師･安倍晴明で話題になった晴明神社の山口喜堂宮司さんの講演。方位学から真実を読み取るというようなお話でした。
続いて、重要無形民俗文化財に指定される壬生六斎念仏が披露されました。
六斎には笛･鉦の伴奏で太鼓打ちをみせる太鼓物と、笛･鉦･太鼓の囃子で芸を演じる芸物があり、右は太鼓物の一つ「祇園ばやし」、下の写真は芸物の「獅子舞」です。
白糸に見えるのは紙テープ。細い細い白紙を鉛の芯に巻いてあります。
１ステージで１００本ぐらい使うてますかな、その芯を３つ財布に入れておくとお金持ちになれるそうです。六斎が終ったステージには使用済の芯がいっぱい落ちていましたので、僕もいただいて、さっそく財布の中に。これさえ入れときゃ、仕事せんでもお金が貯まるかも‥。
さらにメニューは、全日空ホテル総料理長が自ら創作したフレンチ京懐石で、この催しのためだけの限定オリジナル。厳選された料理と貴重な講演、風流なステージを堪能したのは、初日が１３人、二夜目が１２人の計たった２５人。こんな贅沢な催しめったとない！
横一列に並んで限定メニューを味わう皆さん、さすがエエお召しです。
　　
２月９日（月)角座
大阪５座の一つ「角座」が、この正月に「Ｂ１角座」として復活しました。往年の演芸ファンには懐かしい名でしょうし、僕もデビュー間もない頃からよく出していただいた思い出深い小屋です。客席が少々狭く横広になりましたが、場所は同じ道頓堀筋です。
一昨年閉館した浪花座もそうでしたが、ここＢ１角座でも、他の出演者達とワイワイくっちゃべっりながら、くつろいで過ごしています。
Ｂ１角座には、今週いっぱい（１５日まで）出演中。落語は僕の１本だけで、他には横山たかし･ひろし兄、モンタ＆一億、じゃんけんぽんなど漫才や、曲独楽･帰天斎正紅ら。
僕の出番はｐｍ１：１０とｐｍ３：２０ですが、予定はしばしば変更されますので、お早めの時間からお越しください。１１日（祝）には福郎会会員のＡ氏が客席から手を振っているのが見え、思わず高座から手を振り返すところでした。
ちなみにＢ１角座Ⅰ部はｐｍ１２：００から、Ⅱ部はｐｍ２：００開演、全館自由席で大人２５００円です。
　　
２月２５日（水)講演その１
北梅津地域女性会で講演しました。お客様は女性ばかり、当たり前です。
　　　　　
２月２６日（木)講演その２
京都･山科の安朱小学校長から依頼を受けて、地域家庭教育学級で講演しました。前の晩に比べて客層が若い。
　　
２月２９日（日)結婚式
僕の学生時代からの友人のお嬢さんが結婚するというので、司会をつとめさせていただきました。お相手＝新郎は、某県警に所属する機動隊員。披露宴に出席している新郎の上司･同僚も、みな機動隊関係者。その呑むこと、賑やかなこと、騒ぐこと。笑いの絶えない披露宴で、涙を誘うはずの「両親への感謝メッセージ｣も、笑いすぎて涙がこぼれる始末。きっと、底抜けに明るい家庭を築いてくれることでしょう。

笑える披露宴をご希望なら、機動隊員を数人招くと、芸人以上に場を盛り上げてくれます。
←着替えに要する時間１０分、実演５分という機動隊名物アトラクション。