YAMADA

<BODY bgcolor="#99cccc" text="#001428" link="#0066cc" vlink="#585885" alink="#007b7b" background="820hen01.jpg"> <P align="left"><BR> 　　　<IMG src="logo.yamada.gif" width="494" height="72" border="0" alt=" となりの山田くん ">　　<BR> <A href="../o-mori.site/index.html"><BR> </A></P> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD bgcolor="#045a7b" width="734"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">渋滞の車の中</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　２００６，８、１２（土）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="734"><IMG src="../o-mori.site/2006-8-12.jpg" width="205" height="180" border="0" align="right" hspace="1">お盆の高速道路渋滞ド真ん中に突っ込んでしまった山田家の車は、<BR> 交通集中による渋滞は抜けたものの、今度は事故渋滞に引っかかって、前へも後ろへも進めない。<BR> お茶子娘・佑希が「しりとり、やろー！」言い出したのに、全員がのった。<BR> ただし佑希が決めたルールは<BR> ①逆しりとり<BR> ②文字制限<BR> ③重複不可<BR> ④固有名詞不可<BR> <BR> 「しりとり」と言えば、「りんご」→「ゴリラ」→「ラッパ」→「パイナップル」と進んでいくが<BR> 「逆しりとり」は、「パイナップル」→「ラッパ」→「ゴリラ」→「りんご」と逆進行する。<BR> 去年、四国に行った時に小学生の従兄弟から仕入れたらしい。<BR> これを３文字の言葉に限って、<BR> 一度出た言葉は二度使えないものとして、<BR> 名詞なら、よほどポピュラーなもの以外は許されないというルール。<BR> <BR> 退屈しきっていた山田家の一家総出しりとりは<BR> スタートして初めて、そのルールの厳しさに気付いたものの、他にやることもないので<BR> 兵庫県から、なんと愛媛県まで延々と続いた。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD bgcolor="#045a7b" width="733"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">この期に及んで・・・</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　２００６，５、１１（木）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="733">今年度初めての授業参観を終えて、帰ろうとしているところを息子の担任に呼び止められた。<BR> 「お母さん、呆れたでしょう。<BR> 力弥を呼びつけて、この期に及んで何やっとるか！と、叱っておきましたから。」<BR> 「はい？うちの息子、何をしました？」<BR> <BR> 受験科目に物理を選択している力弥は、先日のマーク模試で、物理の問題を解いておいて<BR> 科目選択の欄では地学にマークして提出していた。<BR> 初耳だった母は、帰宅するなり、あわてて力弥を問いただした。<BR> 「あ、もう分かってもうた？」と涼しそうに答える力弥は<BR> 「そうそう、僕自身知らんかって、結果が返ってきて初めて分かってん。<BR> 学年１番やて、そらァ、ウチの学校で地学を選択してる奴いてへんもんな。１／１や。<BR> これが本番やのうて良かったやろ、母ちゃん。」<BR> まもなく受験の高３生は、そうあっさり答えて今週のサンマガを買いに走った。<BR> <BR> <IMG src="../o-mori.site/henahena-moheji.gif" width="50" height="50" border="0" align="left" hspace="6" vspace="3">物理のつもりでマークした力弥の回答は、地学として採点した結果、２８点だった。<BR> ・・・ほぼ１／４か、４択なら、率的にそんなもんやね。<BR> もしかして、必死になって物理の問題解くより、お得かも・・・。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="713" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">大人のふりかけ</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　２００６，４、２８（金）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="713">万年食べ盛りの僕・力弥の弁当は２段重ね。<BR> 一段目には、白いご飯をまっ平らにぎっしり詰めてもらう。<BR> そして僕の弁当には、ほぼ毎日ふりかけの小袋をつけてもらっている。<BR> <BR> 今日のふりかけは、大人のふりかけシリーズ「わかめと海藻」<BR> ランチタイムに、そのふりかけを見たクラスメート達と議論になった。<BR> <BR> 「ワカメって海草やんな。ワカメと海草って、何でわざわざワカメを海藻と区別するんや？」<BR> 「ワカメは海藻の仲間に入れへんのか？」<BR> 「この場合の海藻って、ワカメ以外の海藻をさすのと違うか？」<BR> 「ノリとか？」<BR> 「ノリなら海苔って書くやろ。名もない海藻やろ。」<BR> 「名もない海藻って何？海の藻屑？食べられるんか？」<BR> 「ちょっと待て、最初の話題は『ワカメと海藻』の『と』の解釈やったやろ。」<BR> 理系クラスの僕らは、読解力にちょっと問題がある場合が多い。<IMG src="../o-mori.site/2006-4-28-1.jpg" width="167" height="200" border="0" align="right" hspace="3"><BR> そこで、家に帰ってから母に答えを求めた。<BR> 「ワカメと海藻」の「と」とは<BR> ＝か？<BR> ≒か？<BR> ≦か？<BR> <BR> 次の日の弁当には、マジックで「と」を「も」と訂正したふりかけがついていた。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD bgcolor="#045a7b" width="713"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">再びヨメに怒られた(-_-;)</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　２００５，１１、２０（日）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="713">酔うて失くした古い携帯電話に比べて、新しくなった携帯は、とにかく小さい。そして軽い。<BR> おかげで、よく置き忘れる。<BR> そのたびヨメの携帯から呼び出してもらって見つけるのだが、<BR> パジャマの下や車の運転席から見つかることが多い。<BR> それが今回は、ベッドからも車の中からも着信音が聞こえない。<BR> そのうち、僕の携帯を呼び出していたコール音が、<BR> 「電波の届かないところか電源が入っていないため・・・」という自動メッセージに切り替わったため<BR> かつて携帯をトイレに流した経験から、もしや！と思って水回りを探していたヨメが楽しそうに叫んだ。<BR> <IMG src="../o-mori.site/067801.gif" width="60" height="40" border="0" align="left" hspace="2">「見て、見て～！師匠の電話が風呂で浮かんでる～！」<BR> 小さくて軽い僕の携帯電話は、パカッと開いてうつ伏せの体勢で湯舟にプカプカ浮いていた。<BR> 持ち主の僕はカナズチなのに・・・。<BR> <BR> 携帯電話のドザエモンに必死でドライヤーをかける僕に、<BR> 「それでも息を吹き返さなかった場合、師匠には、二度と携帯を持たないでいてもらいます。」<BR> 笑顔が貼りついたままの顔でヨメが言う。<BR> 子ども達は大笑い。<BR> 「頼む、頼むから目を開けてくれ～！」<BR> 僕はドライヤーの熱風を「強」にした。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD bgcolor="#045a7b" width="712"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">ヨメに怒られた(-_-;)</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　２００５，１０、４（火）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="712">前夜は大阪で仕事をしていたはずなのに、目が覚めたら彦根の駅にいた。<BR> 「家に帰らな。」<BR> 京都へと向かう電車に揺られながら、財布と携帯電話がないことに気付いたが、ともかく眠い。<BR> ａｍ８：３０、千鳥足ながら家に辿り着き、財布と携帯がないことだけヨメさんに告げてベッドに直行。<BR> <BR> ｐｍ２：００、まだ寝ていたかったけど、ヨメの機嫌の悪さが容易に想像できたので一応起きた。そして機嫌とりに努めようとした。<BR> 僕が起きるまでに、警察に遺失物届けを出し、携帯を停め、クレジットやキャッシュカードを停めて回ったヨメさんはニコリともせず<BR> 「いつまででも気が済むまで寝てたら？」<BR> 「はい。」<BR> 再び素直に寝ることにした。<BR> <BR> 翌朝９：００、やっと頭の霧が晴れたので、前夜の行動を記憶の中に辿ってみた。<BR> しかし記憶があるなら、ちゃんと京都駅で降りて帰っているはず。<BR> 誰かに肩をたたかれたので、寝ぼけ眼で電車を降りたような気がする。あの親切な人が実はスリだったのかもしれない。<BR> だから財布と携帯電話がない・・・ないのはＵＦＪのカードもや！<BR> あわててＵＦＪ駅前支店に電話を入れキャッシュカードを紛失したとつげると、担当の人が電話口に出て<BR> 「そのカードなら届いていますよ。」<BR> 聞けば、彦根で降りた僕と別行動をとった財布は、終点・長浜まで行ったらしい。<BR> 財布にはカード類すべてと現金もそのまま残っていて、京都駅の忘れ物預かり所に戻ってきていると、そこまでＵＦＪ銀行の人が教えてくれた。<BR> 「じゃあ、僕の携帯電話どこに行ったか知りませんか？」<BR> 「さぁ、そこまでは当方では・・・。」<BR> そら、そやわな。<BR> 駅に行って財布を受け取り、警察にごめんなさい言うまで帰ってきても家に入れません、とヨメに怒られた。<IMG src="../o-mori.site/053883.gif" width="50" height="50" border="0" align="right" hspace="2"><BR> 反省の気持ちを態度で示すため、しばらく携帯電話を持たないことにしたが、時期が悪かった。<BR> 頃は大阪独演会の直前、僕の携帯にかかるべき連絡がすべてヨメの携帯にかかってくる。<BR> その応対に追われるうちに、ヨメの怒りは倍増した。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="683" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">北海道産の米？</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　２００５，７、８（金）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="683">昼食時、高２の力弥が風力発電の話を始めた。<BR> それが、北海道の地名は言いにくい→アイヌ語→沖縄ことば→サンシン→津軽三味線→東北では「行こう」を「やべ」って言う→鹿児島では「かぼちゃ」が「ボウフラ」→北海道に戻る。<BR> 山田家の話題はよく円を描く。<BR> しかも、その半径がどんどん広がっていく。<BR> <BR> <IMG src="../o-mori.site/kamameshi.gif" width="44" height="79" border="0" align="left" hspace="2">「トマコマイ」って言うのもアイヌ語か？<BR> と話題が北海道に戻った時に、ユキが帰ってきた。<BR> <BR> 「何の話？　トマコマイって新米？　<BR> 　　　　　　　　　　コシヒカリとどっちがおいしい？」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="689" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">期末テスト中</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　２００５，７、７（木）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="689"><IMG src="../o-mori.site/062467.gif" width="94" height="100" border="0" align="right" hspace="1">山田家の子ども達は今、期末テストの真っ最中。<BR> 中Ⅲになったおゆき坊の明日のメニューは数学Ｂ・公民・宗教の３科目。<BR> いつもテスト科目の教科書を学校に忘れてくる奴だから、今回も、と案じた母は帰宅するなり<BR> 「明日の科目の教科書持って帰ってきたでしょうね？」<BR> おゆき坊「数Ｂの授業はプリントで進めるから、教科書は要らんもん。」<BR> でも、そのプリントを束ねたファイルは<BR> 「他のクラスの友達に貸してって頼まれたから、貸してあげてる。」<BR> 「公民は明日がノート提出で、クラスの友達が写すから貸してって。で、まだ写し終えてないから、その子が持って帰った。」<BR> だから勉強する材料がないユキは今日は宗教だけ勉強するのさ、と口笛を吹く。<BR> 「ユキって頼られてるかも。」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="692" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">学年末騒動記</FONT><FONT color="#ffffff">　　　２００５，３、１６（水）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="692"><IMG src="../o-mori.site/bell.gif" width="45" height="51" border="0" align="left" hspace="5">修了式のこの日、最後のＨＲで担任が僕らに言った。<BR> 「この中で追試の者には、今日の夕方４時半から６時の間に電話をする。<BR> 留年の者には電話をした上で、ご自宅に伺うから、親御さんと一緒に待っているように。」<BR> だから未だ通知表は渡されず、後日郵送されるのだという。僕らは騒然となった。<BR> しかし、さっさと家に帰って電話連絡を待てと言われて家に帰された。<BR> <BR> 午後５時、家の電話が鳴った。<BR> 「私は出ない。力弥、君が自分で出て。」母が逃げた。父は留守。<BR> しぶしぶ電話に出たら、家庭教師の勧誘だった。<BR> 「今度高２になられるお子様のご家庭に案内しております。」<BR> 高２になれるかどうかは未定だ、と応えておいた。<BR> <BR> 午後５時４５分を回って、これはセーフかな、と安心し始めた頃、僕の携帯にメールが届いた。<BR> 「俺、英語の追試決定。」<BR> 「オレは宗教の追試やって。」<BR> 続々届くメールによると、僕の身近で最高３科目の追試を受ける奴がいるようだ。<BR> <BR> なんとか追試を免れた僕だが、後日郵送されてきた成績表を見た母は言う。<BR> 「この英語の成績やったら、君の今後のためには追試受けさせてもらった方が良かったなぁ。」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="694" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">先輩のお土産</FONT><FONT color="#ffffff">　　　２００５、３、１４（月）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="694"><IMG src="../o-mori.site/2005-3-101.jpg" width="202" height="200" border="0" align="left" hspace="1">修学旅行で韓国に行ってきた高校の部活の先輩から、お土産にいただいたチョコレートをテーブルに置いたままゲームをしていたら、いつも「何かつまむものはないか」と台所に立ち寄る親父が一粒ほおばった。<BR> 「何、韓国土産。韓国のチョコもおいしいな。」<BR> 「おっコレ、中にジャムがぎょうさん入ってるやないか。」<BR> 「何のジャムや、これは？」<BR> <BR> しばらくしてから、親父は突然、天井に向かって叫んだ。<BR> 「か・か・か…、辛～！」<BR> <BR> 韓国土産の唐辛子ジャム入りチョコを、僕らは「キムチチョコ」と呼んでいる。僕らの先輩が普通の土産を買うてくるはずないやん。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="695" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">「なんでこんなモン」シリーズ２</FONT><FONT color="#ffffff">　　　２００５、１、１３（木）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="695"><IMG src="../o-mori.site/2005-1-13-11.jpg" width="326" height="200" border="0" align="right" hspace="1">「師匠、また変なモンが入荷しましたよ～！」Ｋ府警に勤める会員のおっちゃんから父ちゃんにＴＥＬＬＬＬＬ♪<BR> そして、毎回僕が楽しみにしている「Ｋ府警なんだコレ？グッズ」最新バージョンが届いた。今回の大受けはＰＳ２（＝miniＰoly　Ｓtation　２004）<BR> ただシャレで置いとくだけの物か思ったら、小さいながらも本体に「テトリス」「テーブルテニス」など１０何種類のゲームが内蔵されている。しかも本物のＰＳ２と並べておくと、見た目笑える。<BR> それにしてもＫ府警は、こんなモンばっかり用意して、いったい何に使うつもりやろ？</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD bgcolor="#045a7b" width="701"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">Ｘｍａｓ　Ｆａｍｉｌｙ　例会</FONT><FONT color="#ffffff">　　　２００４、１２、２５（土）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="701"><IMG src="../o-mori.site/2004-12-25-1051.jpg" width="271" height="200" border="0" align="left" hspace="1">学校で開催された吹奏楽部<A href="file:///C:/Documents and Settings/Owner/My Documents/harmony.site/album2004-12-25bunaiankon.htm">「部内アンサンブルコンテスト」「お楽しみ会」</A>から、タクシーに飛び乗ってワイズのクリスマス例会が行われている全日空ホテルに直行したユキは制服のまま。しかも「部内アンコン」でダンスを踊ったユキは、制服のスカートの下に体操服の半ズボンを履いたままで席に着いた。<BR> 同じテーブルのメネットのおばちゃま方から「ユキ、制服かわいいけど、その半ズボンは脱いだほうがいいと思うよ。」と言われたユキは、「あ、そう。分かった。」<BR> あっさりその場で脱いだ。<BR> 全日空ホテル２Ｆの宴会場で、スカートたくし上げて。<BR> <BR> 家では、父親である僕にも着替えシーンを見せないくせに。<BR> トイレに行ってとまでは言わないが、せめて宴会場の隅っこに行って脱げばいいのに、と思いながら、突然の娘の脱衣シーンに驚く父だった。</TD> </TR> <TR> <TD bgcolor="#045a7b" width="701"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">シャボン玉自動発生器</FONT><FONT color="#ffffff">　　　２００４、１１、１４（日）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="701"><IMG src="../o-mori.site/2004-11-14-3111.jpg" width="188" height="200" border="0" align="right" hspace="2">ヨメが実行委員をしている「人づくり２１世紀委員会」という団体が、南区ふれあいまつりで「シャボン玉づくり委員会」になるという。面白そうなので、ふれあいまつり会場の東寺へのぞきに行った。<BR> わざわざ広島県の福山から送ってもらったというステンレス製の機械を、ヨメはもちろん教育委員会の先生らが手を洗剤だらけにして夢中になって操作している。スイッチを入れるとすごい勢いでシャボン玉が噴出し、あたり一面シャボン玉だらけ。割れにくいように台所洗剤に合成洗濯ノリを混ぜたシャボン液が、オープニングパレードの先頭を歩く南区長と京都市長の頭にも、東寺のお堂にも降りかかっている。<BR> <BR> 幼少の頃、家の中でシャボン玉遊びをして、廊下にシャボン玉の跡をつけて母に叱られ時の記憶がまざまざと蘇る。<BR> 重要文化財である東寺のお堂に向かって飛んでいったシャボン玉は、土壁にその跡形を残してないないだろうか、そろそろツルリの危機に直面している京都市長の頭は大丈夫なんだろうか。<BR> <BR> 「そんなもん後の祭りよ～！」と笑い飛ばすヨメを案じながら会場を後にした。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="706" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">五千円</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　　　　　　　２００４、１１、５（金）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="706"><IMG src="../o-mori.site/2004-11-5-1111.jpg" width="256" height="120" border="0" align="right" hspace="1">新札が発行されて数日たった。銀行窓口も、もう落ち着いてる頃やと思って銀行に出かけたヨメ、家の有り金全て窓口に差し出して「新札に換えてください。」<BR> <BR> 一万円札は、すべて、ちょっと安っぽくテカった諭吉さんに交換された。<BR> 千円札の夏目漱石も全部、輪郭のはっきりしない野口英世に変わった。しかし、五千円札だけは売切れ状態。<BR> 「あのォ、樋口さんは？」<BR> 「申し訳ございません、樋口は只今全て出払っておりまして、<BR> 帰りの予定が立たない状態でございます。」<BR> <BR> 樋口さんとバッタリ出会えるまで、買い物には万札を使うぞ！５０００円以上の買い物はしないぞ！そう宣言するヨメだった。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="711" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">百万円</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　　　　　　　２００４、１０、１６（土）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="711">大阪の仕事から帰った父ちゃんが、「ほれ、今日のギャラや」と、鞄から札束取り出して、それでユキのほっぺをしばいた。「何すんねん！」と怒るよりも先に、ユキが悲鳴を上げた。「父ちゃん、すごい！　今日の稼ぎ、すっごォ～い！！！！！」<BR> <IMG src="../o-mori.site/2004-10-16-1000.jpg" width="253" height="200" border="0" align="left" hspace="1"><BR> あまりにもユキの反応がいつもと違うので、ゲームの手を止めて見に行って見ると、万札の束が４つ。<BR> <BR> ４００万円？こんな大金、見たことない？<BR> <BR> いや、待てよ。<BR> 父ちゃんが一回の仕事で稼ぐ金が、そんなに高額なはずがない。<BR> 中学生の単細胞ユキと違って思慮深い高校生である僕・力弥は、注意深く観察した。そして、この札束が偽者であることを見破った。<BR> 「アホか、ゆきは。父ちゃんが一晩でこんだけ稼ぐんやったら、うちは一年で億万長者や！」<BR> <BR> <IMG src="../o-mori.site/2004-10-16-10021.jpg" width="196" height="200" border="0" align="right" hspace="1"><IMG src="../o-mori.site/2004-10-16-10011.jpg" width="200" height="200" border="0" align="right" hspace="1">ちなみに、この札束はメモ帳。今日の落語会に来はった福郎後援会の会員さんから楽屋見舞いにいただいたそうだ。Ｋ府警に勤めるその方、毎回、府警オリジナルグッズ「何でこんなものを？」シリーズを届けてくれはる。<BR> まだ実社会を知らない高校生の僕が、非常に疑問に思うところだ。<BR> 「国家権力が、こんなモン作って、何に使うつもり？」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="727" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">サンマの一生</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　２００４、１０、８（金）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="727"><IMG src="../o-mori.site/052621.gif" width="100" height="50" border="0" align="left" hspace="2">今夜のおかずはサンマの塩焼き。<BR> 僕はサンマは嫌いだ。だって苦いじゃないかと文句を言うと、<BR> 僕の事情なんて関係ないわ、と強気の母。<BR> 「サンマが安かったの。なんと一匹９０円！」<BR> 特売の魅力の前では、息子の趣味嗜好なんて無視されて当然といった母の態度だった。<BR> そのくせ、安さにつられて焼いたサンマをつつきながら、妙な感傷に浸る母。<BR> 「このサンマ、自分の一生の値段が９０円やなんて知らんのやろねェ。<BR> 力弥、君の人生なんぼやと思う？」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="725" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">いただきます</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　２００４、９、１６（木）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="725">この夏、北海道で開催されたＰＴＡの全国大会に参加した友人が、「山田さん、向こうで信じられない話を聞かされましたよ。」と連絡してきた。<BR> 東京のとある小学校のクラス懇談で、保護者が先生に言ったそうだ。<BR> 『給食の時間にいただきますと言うのをやめさせてください。』<BR> その理由は、『ちゃんと給食費を払っている以上、給食を食べるのは当然の権利。給食を恵んでもらっているわけではないので、いただきますを言う必要はない。』<BR> 「山田さん、どう思います？」<BR> <BR> この話が山田家の食卓にのぼった。<IMG src="../o-mori.site/ugo_nezu.gif" width="400" height="30" border="0" align="right" hspace="1"><BR> 「アホちゃう？｣の一言で片付けるのは、「行ってきます｣を「行ってくる｣と言うユキ。<BR> 「そいつだけ言いたないんやったら言わんかったらエエやん｣と見捨てた発言をする力弥は、帰宅するなり必ずトイレに直行するので、トイレの中から「ただいま｣と言う。<BR> 「信じられん人間がおるな」と嘆く父親は、食卓につくのがいつも最後なので「いただきます｣と言わずに「ほな食べよか｣と言う。<BR> 「そういや、亡くなったジイジは、ご飯食べる時にナンマンダブって言うてたな。｣と言うヨメは、どっか外で食事をしても、会計の時に「ご馳走様でした。｣と言う。<BR> 昨日は、スーバーのレジでお金を払いながら「ご馳走様でした！‥‥あ？」<BR> お惣菜を買い込んだらしい。</TD> </TR> <TR> <TD width="725" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">台風襲来</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　　　　２００４、９、７（火）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="725">台風１８号が近畿めざしてやってくる。前夜から警報が出るのを、いや警報が出て学校が休校になるのを心待ちにしていながら登校したユキの同級生のおばあちゃまから、携帯に電話があった。<BR> 「昼１２時３０分に警報が出て、子ども達を返しますと学校から電話連絡網が入ったので、どうしたらいいでしょう？」<BR> その時間、母は亭主と二人で食事をしていた。のんびりホテルでお食事している間に警報が出たようだ。通りを見ると中学生らしい一団が歩いている。ということは山田家の子ども達も帰ってくる。電話連絡網が回ってくる。<BR> <IMG src="../o-mori.site/bell.gif" width="45" height="51" border="0" align="left" hspace="3">あわてて食事を終えて家に帰ると、すでに制服を脱いでゲームをしていたユキが「電話連絡回しといたで。」<BR> 家に帰り着くなり鳴った電話を「どっかで聞いた声やな｣と思いつつ受けたユキは、電話の相手が担任だとわかり、「お母さんがいないならユキちゃんが電話回して」と言われたので、次のお宅へ電話をしたそうだ。そこでも両親は不在で電話に出たのは同級生。<BR> 「親はいいから、どんどん回しちゃって！」<BR> 子ども達が「どんどん回しちゃった｣クラスの電話連絡網は、ほとんどの親が知らない間に完結した。<BR> そして、子ども達が無事家に帰っているかどうかの安否確認連絡網として役立った。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD bgcolor="#045a7b" width="731"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">かずら橋</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　　　　２００４、８、１２（木）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="731"><IMG src="../o-mori.site/2004-8-12-8211.jpg" width="179" height="200" border="0" align="left" hspace="1"><IMG src="../o-mori.site/2004-8-12-311.jpg" width="162" height="200" border="0" align="right" hspace="1">田舎のおばあちゃん家に遊びに行った。従兄弟が集まってゲーム三昧していたら、親父が怒り出した。「ゲームばっかりしてないで外で遊べ！」そして、徳島県の祖谷峡かずら橋へと出かけることになった。<BR> おばあちゃん家のある四国中央市から、車で１時間３０分。対向車とすれ違えないほど狭い上に、ヘアピンカーブが続く山道を１時間も走る間に、耳の中の三半規管が発達した僕は気分が悪くなった。そして目的のかずら橋は、ただ見るだけでなく渡るものなのだと知って、恐怖で、さらに気分が悪くなった。</TD> </TR> <TR> <TD width="731"><IMG src="../o-mori.site/2004-8-12-4111.jpg" width="225" height="200" border="0" align="left" hspace="1"><IMG src="../o-mori.site/2004-8-12-5111.jpg" width="174" height="200" border="0" align="left" hspace="1"><IMG src="../o-mori.site/2004-8-12-71.jpg" border="0" width="136" height="200" align="left" hspace="1">スリルとスピードが大の苦手の僕だが、それでもここは渡らなければ。従兄弟７人の最年長者として、年下に臆病なところは見せられない。<BR> 蔓を握りしめ、歯をくいしばって、見事かずら橋を渡り切った僕を待ち構えていたのは、珍しいものを見る顔で拍手喝采する母だった。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD bgcolor="#045a7b" width="731"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">卓球部</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　　　　　２００４、７、１０（土）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="731">中学では陸上部で短距離走者だった力弥が、高校で選んだクラブは卓球部。<BR> 卓球部には入ったが、打球は、まだ台の中に入らない。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="730" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">なんで今この時に？</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　２００４、６、１９（土）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="730"><IMG src="../o-mori.site/2004-6-19-1121.jpg" width="203" height="200" border="0" align="left" hspace="2" vspace="2">父の独演会、お茶子のユキは、手伝う気満々なのに、「着崩れちゃいけない」「鼻緒ズレしたら困る」と、出番以外はずっと楽屋の留守番。ヒマをもてあましても漫画を持ってくるのを忘れたので、仕方なく宿題をすることにした。<BR> 「家でもめったにしない宿題、なんで、今この場所で」と呆れられ、「家でも着物着せたら勉強するかも」と噂されながらも、これが結構はかどる。<BR> 集中してやってたら、一問だけ、どうしても分からない問題に出くわした。<BR> 「お母ちゃん、ちょっといい？」<BR> 「何？」<BR> 「一問、分からんねんけど。」<BR> 「‥後にして。」<BR> 逃げられた。<BR> 父はトイレに逃げた。<BR> 出番を終えて楽屋で雑談していた噺家の兄ちゃんに<BR> 「今いい？」<BR> 「何？宿題が分からん？教科は何なの？」<BR> 「数学Ｂ」<BR> 「‥あ、俺、舞台袖に忘れ物してきた。」<BR> 結局、この問題だけは自宅に持ち帰って、自分で調べることにした。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="732" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">主婦初体験</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　　　　　　２００４、６、１３（日）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="732"><FONT size="3">両親そろって丸二日も家を留守にするのは初めてのこと。母親としては、<BR> 「寝坊して部活に遅刻してはいないか？」<BR> 「ご飯はちゃんと食べているか？」<BR> 「ベランダから落ちてはいないか？？？」<BR> 心配の種は尽きない。<BR> 東京での襲名披露興行の時、日帰りとはいえ、子ども達が学校に行く前に出かけて夜遅く帰宅した時には、晩飯代にと渡した１０００円札をすべておやつに変えて晩飯を買うお金がなくなった娘だけに、今度そんな真似をしたら空腹に耐えられないはず。<BR> 長男にしたって、今年になって、ようやく「ドン兵衛」と「ワンタンメン」が作れるようになった有様。<BR> 日頃の過保護が悔やまれる母ではある。<BR> 案じるあまり、困ってないかと電話をかけても、「別に」の一言。<BR> 送られてきたメールは「インターネットしてもいい？」のメッセージだけ。<BR> <BR> しかし、案じるより留守番は易し。<BR> 朝は早く起きる力弥がお湯を沸かしてパンをかじり、昼ご飯は、兄妹それぞれにカップヌードルを作って済ませ、夜は、ユキがご飯を炊いて、具なしオムライスを作り、力弥がおにぎりを作ったという。小学校での飯盒炊さんの経験に感謝。<BR> その間に、かかってきた電話の応対もしたし、宅配便も受け取ったと誇らしげ。<BR> <BR> ただし、<BR> 二日目のユキの昼ご飯代がクレープと漫画に化けたのは、相変わらずだった。</FONT></TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="733" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">大谷高校の宗教</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　　２００４、４、１７（土）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="733" valign="top"><IMG src="../o-mori.site/036577.gif" width="44" height="79" border="0" align="right" hspace="1">大谷高校に入学して一週間、オリエンテーションや部活紹介などの新歓行事も一段落し、ついにフルタイムの授業が始まった。「高校に行ったら、授業の進み方が速いから頑張らないと。」と大人は皆、口を揃えて言うが、経験してみないと分からない。<BR> まずは宗教。<BR> 授業には何故か、ドラえもんが登場。のび太くんは人間のマイナス要素の集合体であるという分析に始まり、話はアンパンマンへと進んだ。<BR> なるほど、飛躍的な進み方だ。<BR> 「愛と勇気だけが友達だというアンパンマンは孤独な存在である。」<BR> そしてメロンパンナちゃんはロールパンナちゃんの妹なのに、姉であるロールパンナちゃんよりも先に生まれたことが問題として提起された。<BR> 高校の授業も楽しいかもしれない。こんなスピーディな展開は、僕的には大歓迎だ。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD width="733" bgcolor="#045a7b"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">ＵＳＪ</FONT><FONT color="#ffffff">　　　　　　　　　２００４、４、２（金）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="733" valign="top"><IMG src="../o-mori.site/2004-4-2-311.jpg" width="160" height="194" border="0" align="left" hspace="1">「ユニバ、行っていい？」娘が突然、言い出した。<BR> 母親同士で相談した結果、春休み中でもあるし、父親達は置いといて、母二人と兄妹二人ずつの計６人で、ＵＳＪ行きの運びとなった。兄同士も妹同士も、同じ小学校で同じ塾に通い、同じ中学に入学し、まもなく同じ高校に進学する仲。そんな兄妹の母親同士だから、話がまとまるのが早い。到着するなりスパイダーマンに予約を入れて、まずはジョーズ、そしてジュラシックパーク・ウォーターライドと乗り続けた。<BR> しかしどんなに仲良しの幼馴染でも、性格は違う。<BR> 皆がキャーキャーはしゃぐ側で、力弥が黙りこくって、後ずさりを始めた。そして、バック・トゥ・ザ・フューチャーに乗車するなり、突然、ブツブツ「こ、こ、こわい‥。」小声でつぶやき始めた。<BR> 「お兄ちゃんが壊れた！」<BR> ５歳でジェットコースターを初体験して以来、スリルとスピードの絶叫マシンを拒否し続けてきた息子は、友達に誘われ親に引きずられて渋々つきあってきたものが、ついに自己制御の臨界に達したらしい。<BR> それ以後、すべてのアトラクションを頑なに拒否し、ずっと皆の見送りお出迎えだけで過ごした息子。そして妹は、そんな兄を気遣うことなく、スパイダーマンに３回も乗って初めてのＵＳＪを満喫したのだった。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE> <TBODY> <TR> <TD bgcolor="#045a7b" width="735"><B><I><FONT color="#ffffff" size="+2">中学卒業式</FONT><FONT color="#ffffff">　　　２００４、３、１５（月）</FONT></I></B></TD> </TR> <TR> <TD width="735" valign="top"><IMG src="../o-mori.site/2004-3-15-102.jpg" width="184" height="150" border="0" align="left" hspace="2"><IMG src="../o-mori.site/2004-3-15-1011.jpg" width="156" height="150" border="0" align="right" hspace="2">前日、仕事先の長崎から日帰りしたのは、息子の中学校の卒業式に参列するため。息子を含めて１５２名の卒業生達は、静々と式場である講堂に入場し、粛々と式次第は進行する。学校長の式辞、来賓の祝辞と続く間、黙っているのが苦手な僕は、隣に座ってるヨメに話しかけては睨まれた。「子ども達を見習うたらどないです。」<BR> 卒業生達は皆、ひたすら黙って聞いている、さすが中３になるとエラいもんだ。特に息子は、神妙にも頭を垂れて聞き入っている。寝てるみたいに見えなくもないが‥。<BR> <BR> 式場出口でいただいた紅白饅頭を両手に持って、金沢の落語会に向かうために京都駅へ急いだ。<BR> 金沢から帰ってきたら、息子に、校長先生が式辞の中でおっしゃった「自灯明法灯明｣の言葉の意味を３００字で述べよ、て言うてみたろォ、と企みながら‥。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="729" height="47" valign="top"><B><I><U><IMG src="../o-mori.site/AQHO_026.GIF" width="140" height="180" border="0" align="right"><FONT size="+2">わかさぎ</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００４、３、１３（土）</U></I></B><BR> 父ちゃんのワイズ仲間で、滋賀県に住んでるおっちゃんが、<BR> 釣り上げたばかりのわかさぎを届けに来てくれた。<BR> 「春やねェ。」と言いながら、母ちゃんが、そのわかさぎを空揚げにした。<BR> わかさぎというちびっこい魚の空揚げは、晩御飯のおかず。<BR> 魚ぎらいの僕･力弥には、だから、晩御飯に食べられるおかずがなかった。<BR> 「滋賀に住んでる大野のおっちゃん、どうせ釣るなら、獲物は<BR> 近江牛にしてくれィ～！｣</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="729"><B><I><U><FONT size="5">学年末試験</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００４、３、５（金）</U></I></B><BR> 学校のロッカーが本棚と化している中１の娘。<BR> 教科書･ノートいっさいがっさいをロッカーに入れたまま<IMG src="../o-mori.site/mugiheibanner.gif" width="88" height="31" border="0" align="right"><BR> 「テストは実力で受けるもんじゃーイ！｣と、<BR> 筆箱さえ持ち帰らずに２学期の期末テストに臨んだ娘Ｙｕｋｉ。<BR> 「こいつ、意外に大物かも‥‥。」と思った親は、<BR> 返ってきた答案用紙を手にして「３学期は頑張ろっかな？」と言うＹｕｋｉの呟きを耳にして<BR> 「こいつ、ただの怠けモンや。」と悟った。<BR> <BR> 頑張るはずの３学期、学年末テスト２日目を終えて、明日の土曜も学年末試験。<BR> 「あーッ！教科書、ロッカーに忘れてきたァ～！明日のテスト、理科やのにィ。」<BR> 「学校の予定表には歴史って書いてあるけど？」<BR> 「え、歴史？そうか、理科は明後日か。‥‥歴史もロッカーの中や。」<BR> ‥‥大物になりそな将来より、明日のテストが思いやられる親であった。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="726"><B><I><U><FONT size="5">クリスマスってなんのこと</FONT>　　　　　　　　　　　　２００３、１２、２３（祝）</U></I></B><BR> クリスマス礼拝に、京都ＹＭＣＡの神崎総主事が紙芝居をしてくれた。<BR> イエスキリスト生誕のお話だった。<BR> キリストは、馬小屋で生まれたそうだ。<BR> 釈迦は花園で生まれたけど、その生誕を告げたのは白象だったっけ。<BR> <BR> ワイズコメットの僕らは、ワイズの例会に出席したら食前の感謝を捧げる。「アーメン｣<BR> 仏教校に通う僕らは、釈迦の生まれた時のエピソードが中間試験の問題になる。「南無阿弥陀仏｣<BR> <BR> <IMG src="../o-mori.site/2003-12-23-41.jpg" width="157" height="130" border="0" align="left" hspace="2"><IMG src="../o-mori.site/2003-12-23-2.jpg" width="203" height="130" border="0" align="left" hspace="2">幼稚園児の頃はよく混乱していたが、<BR> 最近になって思う。<BR> お釈迦さんが誕生日に僕らにくれるのは<BR> 甘茶だけやけど<BR> キリストさんの誕生日には<BR> サンタクロースが図書券をくれるから、<BR> キリストの方がお得や！</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="725"><B><I><U><FONT size="5">クリスマスキャロルナイト</FONT>　　　　　　　　　　　　２００３、１２、１９（金）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/2003-12-19-2.jpg" width="156" height="200" border="0" align="left" hspace="2">京都ＹＭＣＡ１００周年を祝うクリスマスキャロリングが<BR> 京都駅ビル大階段を会場に開催されたこの夜<BR> 京都の冷え込みはすさまじいものだった。<BR> 今年一番の寒気がやってきているそうで<BR> 夜には雪が予想されるとか。<BR> 時おり氷雨が降る吹きっさらしの階段にお尻を下ろしていると<BR> オイドから凍りつきそうだった。<BR> お尻が風邪ひきゃ、クシャミはオナラ？<BR> <BR> それでもステージでは、クルスマスソングが続く。<IMG src="../o-mori.site/2003-12-19-11.jpg" width="191" height="130" border="0" align="right" hspace="1"><BR> 僕らはＹＭＣＡに奉仕するワイズファミリー、<BR> 賛美歌を歌わなくては。<BR> <BR> ♪アーメン　♪ラーメン<BR> ♪アーメン　　♪ラーメン<BR> 　　　　　あったかいラーメン食べたいなっと♪</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="723"><B><I><U><FONT size="5">充電器が違う</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、１０、３０（木）</U></I></B><BR> 父ちゃんが泊りがけの宴会に有馬温泉へ出かけた。<BR> 宴会風景をホームページにアップしようと、デジカメ一式を持って、いそいそと出かけた。<BR> もう宴会が始まったかな～という頃、父ちゃんから、母ちゃんの携帯に電話。ＲＲＲ‥。<BR> 「デジカメの充電器と間違えて、お前の携帯電話の充電器を有馬に持ってきてしもた！」<BR> <BR> 母ちゃんが腕組みしたままユキに言う。<BR> 「母の携帯は充電切れる寸前やから、何か用事があったら、有馬で呑んでる父ちゃんの携帯に電話しとき！」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="723"><B><I><U><FONT size="5">バイキング高槻再び</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　２００３、１０、２９（水）</U></I></B><BR> 中間テスト真っ最中ではあるが、行くか、高槻。オー！<BR> という訳で、再び、家族総出でバイキング高槻へ繰り出した。<BR> 前回で、ほぼ要領が分かっているので、もう思い返して口惜しい食べ方はしないぞ。<BR> 食べられる程度の量だけ焼肉を楽しんで、寿司も麺類も適量を楽しみ、<BR> 最後のデザートへの余力を残しておこうねと言い合いながら、入店した。<BR> <BR> しかし、息子･力弥に腹八分目という言葉を教え込むのは無駄だった。<BR> 余力はすべてソフトクリームに向けられ、<BR> というより、夢中で食べているのを諌められた不満が、すべてアイスクリームとソフトクリームに向けられ<BR> チョコアイスの上にソフトクリーム山盛りのコーディネートをおかわりすること３回。<BR> ３回目には、ついに、青い顔をして黙って天井を仰ぎ見始めた。<BR> 「もう、やめといたら。」<BR> その言葉を耳にするなり、猛スピードで食べ始める。<BR> 親の心配は、ただの声援に聞こえるらしい。<BR> <BR> ３杯の山盛りデザートをすべて平らげた力弥は、帰りの車中で、ずっとウトウト。<BR> 家に帰って、お風呂まで爆睡。<BR> その後、懲りずに晩御飯を二人前食べて、ためいき一つつくなり熟睡。<BR> <BR> ‥‥今学期の中間テストも、自爆か。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="722" valign="top"><B><I><U><FONT size="5">運動会の反省</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、１０、５（日）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/image1111.jpg" border="0" width="160" height="197" align="right" hspace="1">住民が減って、いつも出られなかった男子年代別リレーに、隣の町内とドッキングして、やっと念願の初出場。２９歳以下２名は、力弥とその同級生の中学３年コンビ。２９歳以上３名に他の町のおっさん２人と僕の３人でエントリー。<BR> 結果、中学生は頑張ったものの、次に続いた中村の父が２位をキープしたものの、アンカーの僕が抜かれて出場チーム中最下位に転落して終った。<BR> <BR> 家に帰って、夜の仕事の為に汗を流しながら後悔に苛まれた。後悔は、シャンプーしている間に決意に変わり、仕事に向かうタクシーの中から、ヨメの携帯に電話を入れた。<BR> 「来年は夏から特訓するしな。」<BR> <BR> その頃、ヨメとヨメの友人は、密かに相談していた。<BR> 「来年は、息子らだけで出られるベストメンバー（選手４名のリレー･年齢フリー）に申込みしとこか。これで師匠も自分の年齢を自覚したやろ」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD valign="top" width="722"><B><I><U><FONT size="5">バイキング高槻</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、１０、１（水）</U></I></B><BR> 学校の創立記念日で休みの子ども達を連れて、高槻へ。<BR> 昼飯時になって、食べたいものは、と聞くと<BR> 「寿司」「ハンバーグ」「麺類」「アイスクリーム」<BR> まァ、山田家では、いつものことである。<BR> 「もう誰の意見も希望も聞かずに、そこにある店に入ろ。」<BR> ヨメの提案で入った店は、「バイキング高槻」<BR> 寿司･お惣菜類･コロッケにフライドチキン･サラダ等が、とり放題、食べ放題。<BR> 焼肉も、好きな材料を好きなだけとってきて、各テーブルで焼いて食べられる。<BR> うどん･ラーメンは自分でゆがいて好きな具をトッピング。<BR> 要するにセルフサービスなのだが、子ども達は、麺をゆがくのを楽しむためにラーメンをおかわりしている。<BR> デザートもセルフサービス。<BR> 各種ゼリーはもちろん、プリン、白玉ぜんざい、アイスクリーム、フルーツ、<BR> そしてソフトクリームもセルフ。<BR> ソフトクリームの機械から、渦巻き状に器に盛るには、けっこう技術がいる。<BR> 棒の形状からスタートして、波状、折畳み状、そして渦巻きに近い形に盛り付けられるようになった頃には<BR> 家族の誰もが悲鳴を上げた。<BR> 「舌がマヒして、もう、これ以上、食べられヘン。」<BR> さらに驚くべきは、綿菓子製造器。<BR> 原料である粗目の砂糖を入れるところから、割り箸にまきつけるまで、各自ご勝手に。<BR> 割り箸にくっつかなかった綿菓子が周囲を漂う中、家族の力を結集して奮闘した。<BR> しかし綿菓子は結集せず、３回挑戦したが、どれも痩せこけた綿菓子にしかならなかった。<BR> その分、皆の服にベッタリ綿菓子がついてきた。<BR> 「持ち帰りはご遠慮ください。」‥って、これは不可抗力である。<BR> ６０分食べ放題、というよりも６０分遊び放題。<BR> 「ゲームセンターよりオモロイわ。」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="722" valign="top"><B><I><U><FONT size="5">後のまつり</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、９、８（水）</U></I></B><BR> 彦八まつり２日目、ヨメは長浜、僕と娘のユキは彦八まつり、長男･力弥は河原町三条へボーリングに。家族皆がバラバラの方角へ出発した。<BR> そして夕方、長浜でヘベレケに酔うたヨメは、理事のベンツに乗ってご帰還。<BR> 力弥は、どのバスに乗ればいいか分からず、河原町三条から１時間かけて歩いて帰ってきたそうだ。<BR> 僕が教えたとおり、彦八まつりの会場･谷九から、地下鉄谷町線とＪＲ快速を乗り継いで、一人で帰宅したユキが一番偉い！<BR> しかし翌朝、「胸がムカつく、気分が悪い、吐き気がする。」と言いながら起きてきたユキは<BR> 前日、彦八まつりの店番中に、チオビタ３本一気呑みしたことを自供した。<BR> 学校を休んで一日中ウトウトしているユキを見て、やっぱり誉めるんやなかった、と思った。</TD> </TR> <TR> <TD width="722"><B><I><U><FONT size="5">玄関のドアが開かない</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　２００３、７、２６（土）</U></I></B><BR> 築１４年も経つと、家のアチコチに不具合が生じるらしい。<IMG src="../o-mori.site/door06s.gif" width="70" height="105" border="0" align="right"><BR> ある日、突然、玄関ドアのカギが重くなった。<BR> それでも、まぁドアが開くから、と放っといたら、<BR> カギが回らなくなってしまった。<BR> カギ穴にカギは差し込める。<BR> でも回らない。<BR> 力まかせにカギを回した長男は、スペアキーを曲げて使い物にならなくしてしまった。<BR> 買い物から帰ったヨメは、自分の力ではカギを開けられないと悟り、その都度、ドアホンで家族を呼びつけ家の中からカギを開けさせる。<BR> 家中の誰もが玄関のロックを回すのを嫌がり、そのうち、山田家の玄関ドアは施錠されなくなった。<BR> <BR> 「あまりにも無用心や！」<BR> 午前様で帰ってきたら家のカギが開いていた、何かあったらどないすんねン、父が怒り始めたのは翌朝のこと。<BR> 「ドア屋かカギ屋に電話せェ～！！」<BR> <BR> 連絡はしたものの、待てど暮らせど玄関のカギを直す業者は来ない。<BR> 業を煮やした父は、ついに玄関ドアのカギ穴を分解し始めた。<BR> ただでさえメカ音痴の父の荒業を諌める母の忠告も聞かず、<BR> カギ穴に、料理に使っているサラダ油を流し込んだ父。「どや、オレでも直せるんや。」<BR> <BR> その１時間後、玄関ドアのカギは右にも左にも回らなくなった。<BR> そんな事情を知らずに部活から帰ってきた長男は、<BR> カギ穴にカギを差し込んで汗だくになって格闘していたところを家人に発見され、窓から入った。<BR> その３０分後、遊びに行ってて帰宅した娘も、窓から家の中に入った。<BR> ‥‥自分が履いていた靴を右手にぶらさげて。<BR> 「お父ちゃん、ウチら泥棒してるみたいや。」<BR> <BR> その翌朝９時、業者が玄関ドアのカギを直しに来た。<BR> カギ穴に限らず、滑りが悪いところに食用油をさすと、時に症状を悪化させます。ご用心。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="720"><B><I><U><FONT size="5">力弥の携帯電話</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、６、４（水）</U></I></B><BR> 中学入学と同時に「買うて～」「買うてェなぁ～」と息子がねだり始めた携帯電話。<IMG src="../o-mori.site/2003-6-22-2.jpg" width="127" height="130" border="0" align="right" hspace="1"><BR> それから２年、<BR> 「中３にもなると、部活で遅うなるから心配。」とヨメが言いだした。<BR> 「そろそろ考えてやってはどうでしょう。」と、ヨメの実家から手紙がきた。<BR> その翌日の晩飯には、やたら僕の好物が並んでいて、<BR> 息子がビールを運んでくるものだから、めずらしく家で晩酌。<BR> ホロ酔い機嫌になったところで「じゃあ誕生日に買いに行こうね。」と、約束させられた。<BR> 「じゃあ明日や！」<BR> ‥はめられた。<BR> ５月４日、力弥の誕生日プレゼントは携帯電話ということになってしまった。<BR> <BR> 力弥が選んだ機種は、ボタン一つで画面がミラーになる最新機種。<BR> クソ～、俺よりエエのン持ちやがって。<BR> <BR> そして１ヶ月が経った。<BR> 力弥の携帯電話の着信履歴は、まだ３件。<BR> １件目「母の番号を登録するために、ヨメがかけた電話。」<BR> ２件目「何時に帰る？と母からの電話。ちなみに、今玄関に着いたとこ、と答えたそうだ。」<BR> ３件目「雨が降ってきたので傘を届けようと思った母からの電話。<BR> 　　　　ただし、電源を入れてなかったため、通話にならなかった。」<BR> <IMG src="../o-mori.site/0463921.gif" width="32" height="54" border="0" align="left"><IMG src="../o-mori.site/0463921.gif" width="32" height="54" border="0" align="left"><IMG src="../o-mori.site/046392.gif" width="32" height="54" border="0" align="left" hspace="0" vspace="0"><IMG src="../o-mori.site/0463921.gif" width="32" height="54" border="0" align="left"><IMG src="../o-mori.site/0463921.gif" width="32" height="54" border="0" align="left"><IMG src="../o-mori.site/0463921.gif" width="32" height="54" border="0" align="left"><IMG src="../o-mori.site/0463921.gif" width="32" height="54" border="0" align="left"><BR> 発信履歴は、まだ２件。<BR> １件目「母に電話。今から帰る。通話記録３秒。」<BR> ２件目「母に電話。もうすぐ帰る。通話記録３秒。」<BR> メールは、発着信ともに１件。母とのアドレス確認メールだそうだ。<BR> <BR> 「誰にも番号を教えてないんやから、かかってくるはずない。」と息子。<BR> 携帯電話に電源が入っているのは、家と学校を往復する間だけ。<BR> 片道２０分の徒歩通学だから、つまり一日４０分間！？<BR> <BR> 何のために携帯電話を欲しがったのか、理解できない父だった。</TD> </TR> <TR> <TD><B><I><U><FONT size="5">安らかに‥</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、５、２１（水）</U></I></B><BR> 車を運転していて、たまたま聞いたお昼のラジオニュースで<BR> 「京都の繁華街で、若者二人から暴行を受けた男性が死亡。」と言うてた。<BR> 「まァ、最近ようあるこっちゃなァ。」と思うて聞き流した。<BR> この事件は、その日の夕刊にも大きく載っていた。<BR> 「死亡したのはＭ．Ｎさん（５５歳）」おっ俺と同い年。しかも俺の同級生と同姓同名かァ。<BR> <BR> その直後に電話があって、<BR> 俺の友人と同姓同名だというだけで他人のはずの被害者が、彼本人だと告げられた。<BR> <BR> 仕事の都合で定刻には遅れたけれども、お通夜に駆けつけた。<BR> 参列した同級生は皆、通夜の読経が終っても誰も帰ろうとせず、<BR> いつまでも黙って下を向いて動けずにいた。<BR> 告別式にも皆また集まって、彼を見送った。<BR> <BR> 彼の最期は、<BR> ２つある肺がどちらも破裂し、折れた肋骨が何本もささっていたそうだ。<BR> 顔は、どれだけ殴られのか面相が変わっていて、親族にも本人であることを確認するのが難しかったそうだ。<BR> いくつになっても童顔で、華奢で、<BR> 俺らの間では「ベビー」の愛称で通っていた。<BR> 甘えん坊のお人よし。<BR> 誰からも、嫌われる理由はなかった。<BR> <BR> 彼が亡くなった後には、彼が毎日介護していた老親だけが残された。</TD> </TR> <TR> <TD><B><I><U><FONT size="5">三帰依文</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、４、１８（金）</U></I></B><BR> 僕が運転する車でファミリーで食事に出た帰り、話題は突然、仏教賛歌になった。<BR> 共に同じ仏教校に通っている兄妹が、三帰依文を歌い始めた。<BR> 高校が仏教校だった僕も、朝礼でよく歌わされたものだ、懐かしい。<BR> 親子三人、声をそろえて歌った。<BR> <BR> Ｂｕｄｄｈａｍ　ｓａｒａｎａｍ　ｇａｃｃｈａｍｉ～♪<BR> 　ブッダン　　　サラナン　　ガチャ～ミ～♪<BR> 車内は、静謐かつ神聖なる空間となった。<BR> <BR> それまで、お腹が一杯になって寝てるのかと思ったいたヨメが、口を開いた。<BR> 「さっすが、真宗は庶民の宗教やね。ちゃーんと自宅の仏様の心配もしてくれてンのや。」<BR> ‥‥意味不明。　なんやて？<BR> 「え？　だって、今歌うてたやん。<BR> <BR> Ｂｕｄｄｈａｍ　ｓａｒａｎａｍ　ｇａｃｃｈａｍｉ～♪<BR> 　ブッダン　　　サラナン　　ガチャ～ミ～♪<BR> 「　仏壇　　サラ（新しい)なら　　いっちゃん（一番)ねェ　　って｣　　　　　<IMG src="../o-mori.site/a_456.gif" width="72" height="62" border="0"></TD> </TR> <TR> <TD><B><I><U><FONT size="5">ついたアダナが</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、４、１７（木）</U></I></B><BR> 中学校に入学して１０日、誰に似たのか、なかなか親しく話をする友達ができなかった娘が、<IMG src="../o-mori.site/ouendan_s.gif" width="164" height="119" border="0" align="right"><BR> 学校から帰ってくるなり、嬉しそうに報告する。<BR> <BR> 「今日な、ユキにアダ名がついてン。｣<BR> そらァ、良かった。で、何てアダ名？<BR> 「ユキは組長って言われてンね。」<BR> <BR> な、な、なんて迫力のあるアダ名だ。お前はクラスで、どんな態度でいるんだ？<BR> 「他にねェ、Ｙさんが番長で、Ｉさんが団長で、Ｔさんが社長でェ。」<BR> その後、アダ名の披露は、園長、校長、会長、村長と続いた。<BR> 全部、女子のアダ名だそうである。お前のクラスは、どんなクラスだ？</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="718"><B><I><U><FONT size="5">ついに抜かれた</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、３、２３（日）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/2003-3-23-1.jpg" width="189" height="150" border="0" align="right" hspace="1" vspace="1">半年ほど前から危機感をもっていたのだが、<BR> ついに息子に身長を抜かされた。<BR> ワイズメンズクラブのファミリーボーリング大会、３ゲーム目で<BR> 息子にスコアを抜かされた。<BR> シャンプーすれば、髪の毛が、どんどん抜けていく。<BR> <BR> 抜けるのは息だけでエエっちゅうに。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="719"><B><I><U><FONT size="5">貫禄！</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００３、３、２０（木）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/2003-3-20-41.jpg" width="160" height="137" border="0" align="left" hspace="1" vspace="1">小学校の卒業式で、ヨメさん祝辞。<BR> 着物姿で壇上に立った姿は、<BR> 「噺家の妻｣というよりも、「相撲部屋のおかみ｣さん。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="718" height="332"><B><I><U><FONT size="5">おゆき坊の受験アレコレ</FONT>　　　　　　　　　　　　　　２００３、１、３１（金）</U></I></B> <OL> <LI><IMG src="../o-mori.site/2003-2-7-211.jpg" width="110" height="262" border="0" align="right" hspace="1">受験本番の一週間前、練習と度胸つけと気合入れのために、Ｔ学園英数コースの入試に行ってきた。試験会場では、黄色のハチマキしめた受験生と保護者が一列に並んで、右手のコブシをつき上げながら叫んでる。「絶対受かるゾ、オー！｣この人達と同じ学校を受けるのって、なんか恥ずかし‥‥。 <LI>本命の受験当日、会場の学校正門に着くなり、カバンがドサッ！「落ちたのが、ユキじゃなくてカバンで良かったな。」と母。あまり気にせず学校の中に入ると、朝方の冷え込みのせいで、そこかしこに氷がはっている。「氷の上に乗って遊ぶんやないで、滑って転んで落ちるから。｣と、すかさず母。ウチの親って‥‥。 <LI>受験の最後は面接。「小学校で何か頑張ったものはありますか？」と試験官の人に聞かれたので、「金管バンドで楽器の演奏を頑張りました。」と答える。すると「中学校に入ったら、どのクラブに入りたいですか？」と聞いてくる。すかさず「吹奏楽部に入りたいです。｣と答えた。つじつま合ってるでしょ、ユキって偉い！今度は「お家に何か楽器を持っていますか？」と尋ねられた。トランペットを持っていると言うつもりだったのに、ユキのお母さんが、いつも、トランペットをペット、ペットと呼んでいるので、つい「ペットボトル！｣と答えてしまった‥‥ユキって阿保！ <LI>学校のお友達が、「ユキ、合格祝いにプレゼントあげるから、欲しいもの教えて？｣と言ってくれるので、遠慮せずに「携帯電話！｣をリクエストした。 <LI>受験本番の一週間前、母が、「合格したら、好きなもの買うてあげる。」って言うた時には、「家中、床暖房！｣をねだっておいた。お母さん、早よう買わんと春になったら要らんで、床暖房‥‥。 </OL> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="720"><B><I><U><FONT size="5">サンタさんにリクエスト</FONT>　　　　　　　　　　　　　　２００２、１２、７（土）</U></I></B><BR> デパートのショーウインドウには、クリスマスの飾りつけ。<BR> スーパーに行けば、ＢＧＭはクリスマスソング。<BR> 街はすっかりクリスマス気分。<BR> 山田家でも、ごはん時の話題は「今年は、サンタクロースに何をお願いするか」でもちきり。<BR> 「ポケモンは買うたし、遊戯王かな。」と、２日後に期末テストを控えた力弥。<BR> 「ゆきは、コレの赤がええかな。」<BR> 今朝の新聞を見ながら小学６年生になった娘が指さしているのは、Ｔ自動車販売会社の折込チラシ。ピカピカ真っ赤な新発売の車。<BR> 「アリオンて言うんやて。」<BR> <IMG src="../o-mori.site/d001ani.gif" width="56" height="32" border="0"><BR> <BR> 家族全員で、のけぞった。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="719"><B><I><U><FONT size="5">来襲！</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、１１、２４（日）</U></I></B><BR> 「お父さんの仕事仲間が来はるって！」<BR> 「いつ？」<BR> 「１５分後！」<BR> そして、大阪の彦八まつりでいつも見かけるおじさん達が、やってきた。<BR> 父はすでに上機嫌で、ヘラヘラ言っていると思っていたが、他のおじさん達もかなり出来上がっている。妹は「勝手にしたら。」とか言って自分の部屋に避難したが、僕は、なんとなく席について、おじさん達の話を聞いていた。そのうち、仁昇というおっちゃんが「力弥、数学っていうのはだなァ。」と講義を始めた。猿笑のおっちゃんは、自分の娘の自慢ばかりしている。岐代松のおっちゃんが力説する。「力弥はきっと噺家になる。」<BR> ‥‥僕は、８９パーセントの確率で、そうはならないと答えた。<BR> なぜって、僕は、噺家の酔っ払い方をいつも見ているから。<BR> <IMG src="../o-mori.site/2002-11-24-1.jpg" width="172" height="115" border="0" align="left" hspace="1"><IMG src="../o-mori.site/2002-11-24-2.jpg" width="164" height="115" border="0" align="left" hspace="1"><IMG src="../o-mori.site/2002-11-24-3.jpg" width="144" height="115" border="0" align="left" hspace="1"><IMG src="../o-mori.site/2002-11-24-4.jpg" width="177" height="114" border="0" align="left" hspace="1"></TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="719"><B><I><U><FONT size="5">あっ、デジカメが‥‥！</FONT>　　　　　　　　　　　　　　２００２、１１、３（日）</U></I></B><BR> 彦根市鳥居本地区の彦根市合併５０周年記念事業の最後のプログラムは、餅まき。<BR> 出番を無事終えた僕は、よろこんで餅まきに参加した。<BR> 櫓の上から、餅を受け取ろうと手を伸ばす人達に向かって、餅をまく。<BR> 中には、見事、餅を受け止める人もいる。「ナイス･キャッチ～！」<BR> これは楽しい。<BR> 後ろの方にいる人にも餅をキャッチしてもらおうと思い、力一杯、餅をばらまいた。‥‥気がつくと、デジカメまで一緒にばらまいていた。<BR> 餅を上手に受け止めていた人達も、さすがに、デジカメまではキャッチできなかった。<BR> <IMG src="../o-mori.site/S_ANI053.GIF" width="56" height="20" border="0"><BR> <BR> 地面に落ちた衝撃で、スマートメディアの蓋がはずれ、パックリ裂け目ができた僕のデジカメは、<BR> パソコンにつないでも<BR> 「ファイルが見当たりません<IMG src="../o-mori.site/!!!.logo.gif" width="11" height="32" border="0" alt="！ ">」「ファイルが見当たりません<IMG src="../o-mori.site/!!!.logo.gif" width="11" height="32" border="0" alt="！ ">」「ファイルが見当たりません<IMG src="../o-mori.site/!!!.logo.gif" width="11" height="32" border="0" alt="！ ">」<BR> <BR> 今度は、ビルの屋上から落としても潰れないデジカメ、探そ。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="719"><B><I><U><FONT size="5">スパイクのピンがない！</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、９、２９（日）</U></I></B><BR> 中学の陸上部に籍を置く長男･力弥が、京都市の中学秋季大会に出場するからと西京極競技場に出かけた。聞けば、８００ｍリレーと２００ｍ走に出場すると言う。親が見に行くと、恥ずかしがって逃げていってしまう息子が、「照れて実力を発揮できないとかわいそう」という親心で、息子に内緒で、息子の学校のテントから離れた場所で観戦することにした。<BR> 息子が出場するはずのリレーは、開会式直後、９：４５のスタート。<BR> 僕は双眼鏡のピントを合わせ、ヨメは一眼レフのレンズを望遠に換えてスタンバイ。<BR> ところが、リレーの最後の組にも息子の姿はない。何かトラブルか？と、双眼鏡のピントを息子の学校のテントにあわせてみると、そこにはホケーと座っている息子の姿が‥‥。こんなことなら、最初からテントにピントを合わせておけば良かった。<BR> でも、次の２００ｍ走こそ出場するのだろうと、息子の姿を双眼鏡で追う。まるでストーカーだとヨメに笑わ<IMG src="../o-mori.site/school091.png" width="119" height="173" border="0" align="right">れながらも、息子を見ていると、観覧席の階段を昇降し始めた。<BR> おお、やっとウォーミングアップを始めたか。そこで急いで、トラックにピントを合わせて、息子の登場を待つことにした。そして１２：３５待望の２００ｍ走が始まったが、やはり息子は出場しなかった。<BR> もしかしたら、誰かと出番が交替になって、この次の１００ｍ走に出番が変わったのかもしれない、落語会の楽屋ウチではようあることや、と自分に言い聞かせて、さらに１時間後の１００ｍ走も最後まで確認したが、結局息子は出なかった。<BR> <BR> 夕方になって帰ってきた息子に、何気ないフリで聞いてみた。「今日、見に行ってたんやけどな‥‥。」<BR> 驚いた様子で白状した息子のセリフは、こうだった。「最初のリレーで先に走る奴が、スパイクのピンを忘れてきたんや。だから僕が貸してやってン。そしたら、そいつ、そのまま走り幅跳びに出場しなあかんようになって、行ってしもて、僕が出る時間になっても帰ってきィひんかってン。それで僕も誰かにピンを借りよと思たんやけど、その時にはテントに誰もいィひんかって、ピンが無かったから出られへんかってン。」<BR> こんなお人よしの息子のために、僕ら夫婦は５時間ずっと観覧席に張り付いて、双眼鏡と望遠かまえていたのだった。<BR> お前はアホか！と怒鳴りたい苛立ちを抑えるのに苦労した。頼まれたから気持ちよく貸す。これは、決して悪いことではない。誉めてやってもいいかもしれない。でも親として、「俺の５時間を返せ！」と怒る権利はないのだろうか。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="718"><B><I><U><FONT size="5">流れ、流れて、</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、８、１０（土）</U></I></B><BR> ５４回目の誕生日を迎えたこの日、お客様によう笑うていただき、打上げで、もぎた亭スタッフからバースディケーキをプレゼントされて、幸せな一日‥‥で、終わるはずが‥‥。<BR> <BR> さあ帰ろうとした矢先、トイレから飛び出してきたヨメが、狼狽して、焦って、お店の人に叫んでいる。<BR> 「すみません、携帯が流れちゃいました～！」<BR> 慌ててトイレを覗き込む店の人とヨメの後ろから、便器を覗き込むが、携帯電話のアンテナも見えない。<BR> 「ウチのトイレは、排水の口径がデカいからねェ、こりゃ、もうあの辺まで行ってるねェ。」と話しながら、表の通りを指差す店の人。閉店間際のことで、これ以上居座ってトイレにしがみついていては、お店の人達に迷惑だと思った僕は、呆然とトイレを眺めているヨメを促し、連絡先を渡して店を出た。ズボンの尻のポケットに携帯を入れていたことを叱りつつ、ヨメの携帯番号を呼び出すと、「おかけになった電話は、現在電源が入っていないか、電波の届かないところに‥‥。」のアナウンス。<BR> 上六の中華店「菜真」の２Ｆトイレから下水道に入ったヨメの携帯は、今頃どこを流れているんだろうと、ずっと下を見ながら歩いた。<IMG src="../o-mori.site/v0091.gif" width="169" height="173" border="0" align="right"><BR> <BR> 翌朝、イソイソと携帯ショップに出かけたヨメは、先月発売になったばかりの新機種を購入。もちろん、写メール。<BR> 昨夜の事故は、もしかしてワザとか‥‥？新しい携帯を手にして、すっかり機嫌を直したヨメは、大阪のトイレで水に流したデータを復旧すべく、取扱説明書のページを繰りながらピポパと忙しい。<BR> <BR> 持主を無くした携帯は、今では下水道を通って、処理場までたどり着いただろうか。それとも、まだ大阪の地下を漂っているだろうか。<BR> 携帯を水に流したヨメは、来週、自分で車を運転して四国へ里帰りの予定。<BR> 「車まで流してくるなヨ！」<BR> 「大丈夫、車はトイレに入らないから。」</TD> </TR> <TR> <TD width="718"><B><I><U><FONT size="5">お座敷保津川、再び</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、７、２１（日）</U></I></B><BR> 山田家の法事は、旅館･中原で仕上げることに決まっている。<BR> 旅館･中原の夏の名物は、座敷の中央に川を仕立てて、船で料理を運び、料理の最後に素麺を流す「お座敷保津川」。去年、親父が天神祭本宮の７月２５日に亡くなったので、葬儀の仕上げはお座敷保津川だった。一回忌にあたる今年の仕上げも、もちろんお座敷保津川。<BR> 今回、座敷の真ん中を泳ぐ魚たちを見て最初にウズウズしたのは、僕の従兄弟。山田家の面々と、競って実験を始めた。<BR> 魚たちが喜んで食べるメニューは、錦糸玉子と鱧。逆に見向きもしないメニューは、ネギ、素麺、刺身のツマ。どうやら、脂っこい品を好むらしい。さらに、どれぐらい離れた地点でエサを感知するか試してみたところ、１ｍ程度はクリア。見るのか臭うのか予測するのか、議論となった。<BR> 料理の最後に、仲居さんが素麺を流し始める。この役が、一番おもしろそうに思った従兄弟が、仲居さんから、素麺の盛られたザルを分捕った。そして、次々に流し始めた。末席にいた息子が、皆が捕りそこなった素麺を集めてきて、上流から再び流す。<BR> 流し素麺が回転素麺になった。<BR> 「お父ちゃん、来年もコレにしような。ジイジが亡くなったのが、お座敷保津川の時で良かったなァ。」<BR> <IMG src="../o-mori.site/2002-7-21-1111.jpg" width="84" height="136" border="0"><IMG src="../o-mori.site/2002-7-21-211.jpg" width="104" height="136" border="0"><IMG src="../o-mori.site/2002-7-21-311.jpg" width="124" height="136" border="0"><IMG src="../o-mori.site/2002-7-21-5111.jpg" width="207" height="135" border="0"><IMG src="../o-mori.site/2002-7-21-411.jpg" width="181" height="135" border="0"></TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="720"><B><I><U><FONT size="5">ラムネもどき</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、７、９（水）</U></I></B><IMG src="../o-mori.site/summer39.png" width="85" height="185" border="0" align="right"><BR> 買い物が趣味のお父ちゃんが、紙パックのラムネを買うてきた。<BR> お母ちゃんが夕ご飯の買い物をしている間、店内をウロウロしていて見つけたらしい。<BR> さっそく飲もうとコップに注いで、<BR> 「おい！コレ、気ィ抜けてるで。不良品ちがうか！」<BR> <BR> お父ちゃんはパックの表示を読まんと買うたの？<BR> 「炭酸は入っておりません。」と但し書きがしてあるやんか。<BR> しかも、お父ちゃんは、「ラムネ」とデッカク書かれたラベルの横に、小さく「風味」と書かれているのにも気づいてなかったらしいので教えてあげた。<BR> コップの中身は、やけに鮮やかな緑色していて、誰もそれ以上飲もうとしない。<BR> 「炭酸の入ってないラムネ風ジュースなんて、ただの色付き砂糖水やないの。<BR> そんなモンを２本も買うてからに。」<BR> 今日も、お父ちゃんは「師匠は、もう買い物に付いて来んといてな。」とお母ちゃんに叱られるのだった。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="721"><B><I><U><FONT size="5">調理実習</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、６、２６（水）</U></I></B><BR> 昨日、学校から帰ってきた娘が、「ゆきねェ、小学校の調理実習でオムライス作るの。<IMG src="../o-mori.site/p018.gif" width="146" height="122" border="0" align="right"><BR> ゆきは卵を人数分持っていくんやけど、オムライスってどないやって作るのン？」<BR> ではオムライスの作り方を練習しましょうか、と、晩御飯が調理実習のリハーサルになった。<BR> 鶏肉と玉ねぎを炒めながら、「オムライスを作るっていうことは、卵料理か？」と尋ねると、<BR> 「ウウン、たのしい朝ごはんを作って食べようって調理実習。<BR> ゆきの班は、オムライスに決まったんヨ。」<BR> 朝ごはんにオムライス？<BR> 聞けば、他の班では、スクランブルエッグとか、目玉焼きとモヤシ炒めとか、いかにも朝ごはんっていうメニューを選んでいる。<BR> なんで朝ごはんにオムライス？<BR> 夢の朝ごはんか？<BR> 母に、朝からオムライスを作ってくれという要求か？<BR> <BR> 今朝、機嫌よく起きてきた娘は、卵４ヶを布巾に包んで、エプロンと三角巾を持って、自信たっぷりに登校した。「１時間目から調理実習や。おいしいオムライス作って、今晩もお母ちゃんにオムライス作ってあげるしな。」<BR> 「卵を落として、使う前から割りなや！」<BR> <BR> 夕方、学校から帰ってきた娘をつかまえて、母は尋ねた。「キレイに出来た？」<BR> ご機嫌斜めの娘から、そっけない返事がかえってきた。<BR> 「ご飯がなかったから、オムレツになった。」<BR> ご飯はなしで、朝ごはん向けのオカズだけ作るという先生の説明を、<BR> 娘の班だけ、誰も聞いちゃいなかったらしい。<BR> 夢の朝ごはんは、夢のままに、ゆきの調理実習は終わったそうだ。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="722"><B><I><U><FONT size="5">ドキドキハラハラ主審初体験</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　２００２、５、３０（金）</U></I></B><BR> 僕の通う中学では、中間テストが終わった翌日は球技大会と決まっている。<BR> 去年はバレーボールで今年はソフトボール大会。その主審を決めるためのジャンケンで、僕が負けて、今年の主審<IMG src="../o-mori.site/AQHO_035.GIF" width="114" height="174" border="0" align="left">を仰せつかるはめに‥‥。自慢やないけど、ソフトボールも野球もやった経験がない僕。さらに、人並みはずれて不器用ときている。<BR> ムリヤリ風邪ひいて学校を休むしかない、と思いつめ、裸でクーラーの真下にいたら、母に叱られた。「そんな無駄なことやってるヒマに、主審のやることを父さんに教えてもらっておいで！」<BR> <BR> 母さんから事情説明を受けて納得した父さんは、僕のキャッチボールの相手をしてくれた。大笑いしながら、ストライクとボールの違いを教えてくれた。バッティング練習にも付き添ってくれた。そして球技大会本番の今日、朝５時から「つきあってくれ」と頼んだが断られたので、一人で素振りをした。<BR> 「よっしゃ、なんとかなるサ！」と、朝メシを食ってるうちに、やっと登校する勇気がわいてきた。<BR> そんな僕に母さんは言った。<BR> <BR> 「今日の球技大会が終わったら、今度はジャンケンの練習をしときなさいね。」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="723"><B><I><U><FONT size="5">ヨメのご乱行</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、５、２３（木）</U></I></B><BR> ４７年入門組の同期会「ワク湧くドキ同期してんのう」は、打上げで呑んで騒ぐために企画された落語会。<BR> ニューミュンヘン南大使館で行われた打上げは、エンカイティナーの文福が張り切って、小松がはしゃいで、仁福が二人をこきおろして、僕は大いに笑った。会の間、ロビーと楽屋を走り回っていたヨメも、両手を打ち鳴らして楽しんでいた。<BR> 打上げがお開きとなって、僕ら夫婦はお客さんの車に便乗して京都に帰ることになり、車に乗り込むその時に、ヨメがコケた。コケてるな、と思ったら、立ち上がりもせずに、叫んでいる。「あーッ、破けたーッ！１２万のスーツがーッ！！」<BR> 見ると脛の部分が大きく裂けて、血痕が‥‥。<BR> そういや、さっきまでの打上げで、上機嫌でジョッキを空けてたわなァ。<BR> 京都に着いて家に入るなり、「明日がゴミの日で良かったわ。」とブツブツ言いながらゴミ箱にスーツを突っ込むヨメ。左足の脛の傷口にカットバン貼って、右足の踵の靴ズレにもカットバン貼って、ベッドに入ってからも文句は続く「。「一番のお気に入りやったのに。」「あんなとこに柱があンのが悪いねん。」「なんで駐車場の床はカーペット敷いてないんや。」<BR> 「スーツ代の１２万、今日の落語会の経費で計上しといて！」<BR> 早よう寝さらせ、この酔っ払い。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1" width="731"> <TBODY> <TR> <TD width="819"><B><I><U><FONT size="5">音楽は楽し♪</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、４、１７（水）</U></I></B><BR> 「力弥、今年の音楽は何やってんの？」<BR> 中学から帰るなり、お母さんが、嬉しそうに僕の顔を覗き込んできた。<BR> それというのも僕らの音楽の先生は、去年は♪明日があるさ～ジョージアでいこう編<BR> 冬になったら♪Ｉ　Ｗｉｓｈ　ａ　Ｍｅｒｒｙ　Ｃｈｒｉｓｔｍａｓ<BR> 仏教校やっちゅうのに、キリスト教のお祭を讃えてどないすんの？とお母さんに大受け。<BR> それ以来、母は僕が持って帰る楽譜を楽しみにしている。<IMG src="../o-mori.site/AQAN_044.GIF" width="147" height="137" border="0" align="right"><BR> <BR> 一昨日の音楽の授業の時間、センセが、「ついに私の歌が発売されました！」て言いながら、全員に配った譜面は♪おさかな天国<BR> ちなみに先生の名前は「カツオ」。今回も母に受けたのは言うまでもない。<BR> 「それが中学２年になって初めての音楽～！？スーパーで職業体験でもやるの～！？」<BR> <BR> ♪サカナ、サカナ、サカナ～♪<BR> 　サカナを歌えば～<BR> 　頭、頭、頭、頭がよくなる～？？？</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="723"><B><I><U><FONT size="5">ハリー･ポッター</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、２、２４（日）</U></I></B><IMG src="../o-mori.site/harry potter.jpg" width="312" height="158" border="0" align="right"><BR> ずっと観たかったハリーポッターの映画に、やっと連れて行ってもらった。<BR> （まだ全部読んでないけど)<BR> ユキが気に入ったのは、ハリーのペットの白フクロウ。<BR> 窓辺に座り込んでるハリーの傍で、ジッとしてる。<BR> いいなぁ、あのフクロウ。<BR> うちのフクロウときたら色は黒いし、全然ジッとしてないし、オナラ臭いし。<BR> 昼間寝てるとこだけは一緒やけどね。<BR> <BR> あ～ァ、<BR> お父ちゃんが、あの真っ白でキレイなフクロウと替わってくれへんかなぁ。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="723"><B><I><U><FONT size="5">食べ放題</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、２、１０（日）</U></I></B><BR> 「今日はまぐろ亭に行くゾ！」<BR> 親父の掛け声で、大阪･茶屋町のまぐろ亭へ。<BR> 寿司食べ放題のためだけに、京都から電車賃を使うて大阪まで行く山田ファミリーは、今日、ヒマだった。<BR> 行列に並ぶのは面倒くさいので、「こんな時間から食事に来る奴はいてへんやろ」と３時半には店に入った。<BR> 入り口で１人１５００円払うと、１Ｆから３Ｆまで、どの店でどんだけ食べても、いつまでいててもろても構いませんと説明された。<BR> <IMG src="../o-mori.site/DRINK013.GIF" width="59" height="106" border="0" align="left"><BR> まずは１Ｆのまぐろ亭。１０分で７皿食べた。次は３Ｆに移動して、マグロばかり１２貫。さらに２Ｆのイタリアン料理で、唐揚げを２回おかわりした。最後にまぐろ亭に戻って、またマグロを‥‥、と思ったが、腹が苦しい。<BR> 隣を見ると、食べ放題で損ばかりしている妹が、４皿目のケーキをお箸で食べていた。コイツに負けたら兄の沽券にかかわると、回転台に手を伸ばした。<BR> <BR> 「これ以上ここにいると健康に悪い。」そろそろ行こかと親父が席を立った。<BR> 僕は、大人になったらこのビルに住みたいと思った。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="724"><B><I><U><FONT size="5">今年の眼鏡</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２、１、１４（月）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/2002-1-12-111.JPG" width="197" height="195" border="0" align="left">お父ちゃんが新しい眼鏡を買いに行った。<BR> Ｙｕｋｉが低学年の頃からかけてる遠近両用境目なしでは<BR> 新聞や原稿が読みにくゥなった言うて、勝手に照れてる。<BR> 歳より若く見える言われて喜んでても、やっぱり目は正直や。<BR> <BR> 家中で、メガネが要らんのはＹｕｋｉだけ。<BR> 「Ｙｕｋｉかて皆みたいにメガネかけたい！」って文句言うてみたら<BR> 眼鏡屋さんがお土産をくれはった。<BR> <BR> コレ、帽子かぶりにくいやん。<BR> 今年はええけど来年になったらかけられへんやん。<BR> せっかくメガネかけても、全っぜん賢そうに見えへんやんかァ！<BR> </TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="724"><B><I><U><FONT size="5"><FONT size="5">喪中につき</FONT>　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、１２、３０（日）</U></I></B><BR> 夏に同居していた父を亡くしたので、この年越しは喪中。<BR> 例年、暮れは年賀状書きに追われるのだが、１２月前半のうちに喪中ハガキを出しといたので、気が楽。<IMG src="../o-mori.site/A_PIG.GIF" width="108" height="84" border="0" align="right"><BR> 例年、大晦日の昼頃から、おせち食材や注連縄飾りなどの買い物に走り回る。<BR> 買いに行くのが遅いのか、毎年「雑煮ダイコンが無い」「手ごろな注連縄が売り切れ」と、<BR> 家族総出で大型スーパーを数件ハシゴするのだが、今年は焦らんでエエし、財布も楽。<BR> 喪中やからと大掃除も自粛して、時間も体もラック楽。<BR> 暮れに楽して、正月もノンビリするつもりのヨメさん、<BR> 独演会の朝に「スーツのウエストが締まらへん！」と叫ぶや、高島屋に走ることが今から懸念される。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="724"><B><I><U><FONT size="5">しし座流星群　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、１１、２０（火）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/AQAA_004.GIF" width="27" height="27" border="0" align="left">今年のピークに当たる１９日未明は見逃した（寝過ごした)。「起こしてくれへんかったからや。」とグチグチ言うので、一日遅れでも数個は見えるだろうと、今日は夜中に起きて観察するゾと決意を交わして家族全員、早々に寝床についた。<BR> 数時間後の午前２時、目覚し時計の音で全員起床。いったんベランダに出てみたが、寒い。山田家の怠慢な面々は、暗黙の了解で、エアコンがきいた室内から窓ガラス越しに観察することにした。<BR> 山田家の無邪気な面々は頭をつきあわせて、窓から東の空を仰ぎ見るが、なかなか、それらしい現象が見えない。沈黙に耐え切れず一人が口を開くと、山田家の騒がしい面々は競って口々にしゃべり始めた。「今夜のご飯はこしひかり？」「ううん、ミルキーウェイて袋に書いてあったで。」「こしひかりは甘くて美味しいのに。」「あ、僕はきららが好きやな。」「何の米でも、味噌汁かけて食べたら同じ味やろ。」<BR> 午前３時、力弥が叫んだ。「あ、流れた！」<BR> どこどこ、え、そんな左？と全員がいっせいに同じ方角を見る。すると佑希がつぶやいた。<BR> 「今、飛んだの鳳凰やね。」「寝ぼけてんのか、お前。」「だってヒラヒラ～ッと飛んだモン、アレって飛行機かな。」「それも言うならＵＦＯやろ！」「人工衛星やろがな。」騒いでいると、誰かが双眼鏡を持ち出した。ただでさえ一番窓寄りの場所に誰が座<IMG src="../o-mori.site/AQAA_008.GIF" width="45" height="45" border="0" align="left">るかでもめているのに、今度は双眼鏡の争奪戦が勃発。そしてジャンケン勝負に勝利した父は双眼鏡を独占し、星空にピントを合わせるのに２０分を要した。<IMG src="../o-mori.site/AQAA_005.GIF" width="63" height="63" border="0" align="right"><BR> 「ア、また流れた！」「お兄ちゃん、アレってやっぱり鳳凰やで。」「こんな夜中に鳳凰が飛んだら、火事になるやろ。」山田家の寝ぼけ眼の面々は、しきりに目をこすりながらも相手の発言に応酬する。偉いもんだ。が、そろそろ眠気もピーク、反応が鈍くなってきた。<BR> 「今、そこにオーロラが見えたで。」佑希の一言は、疲れが極に達した山田家の面々の疲労度をプッツンし<IMG src="../o-mori.site/AQAA_007.GIF" width="68" height="68" border="0" align="left">て余りある。「しし座がオーロラ降らすんやったら、雨上がりは流星雨や！」「アホ！それも言うなら虹やろ。」「窓ガラスが汚れてるだけやんか。」<BR> 山田家の熱しやすく冷めやすい面々の２時間３０分にわたるしし座との格闘の成果は、父３個、母２個、力弥４個、佑希０個で幕を閉じた。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="725"><B><I><U><FONT size="5">忘れ物、三度　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、１１、１５（木）</U></I></B><BR> 私ゃ別に、忘れ物が趣味やないんです。<BR> でも、また忘れた。鹿児島に着いて会場入りしてから気がつきました。「ステテコ忘れた！」<BR> 私ら噺家は衣裳の下に下着をつけます。（あたり前や！）<BR> 上半身には肌襦袢、（私の場合は、さらに汗取りのためのあしべ織燈心を着込みます）<BR> 下半身には、もちろんパンツ（ブリーフでもトランクスでも、褌も可）と、ステテコ。<BR> このステテコがないと、着物がまとわりついたり、着物に汗がうつったりしますから大変です。<BR> <BR> 今日、鹿児島で２席、続いて明日も名古屋で２席あるしなァ、無いままでは済まへんわなァ、と判断し会場の近くのコンビニまで行って「ステテコください！」「ありません！」<BR> パンツを忘れた時には助けてくれたコンビニも、ステテコは置いてないとの返事に、<BR> ほなステテコの市民権はパンツ以下か、ステテコはおでんに劣るというのか、と一瞬ムカッときましたが、<BR> ここで店員を責めてる場合やない。開演まで後３０分！<BR> 私が焦っているところに丁度、楽屋を訪ねてきてくれたお客さん、事情を聞くなり、私の代わりにステテコ買いに走ってくれました。<BR> 御礼を言って代金を払おうとしたのですが、<BR> 「どうせ花を贈るつもりやったから、おシモで祝儀に変えときますわ。」<BR> <BR> このお客さん、先代師匠の一人息子の岳父にあたる方です。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="726"><B><I><U><FONT size="5">お医者さん　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、１０、１９（金）</U></I></B><BR> 息子が中学校からの帰ってくるなり、手を差し出して「捻挫した！」と訴える。<BR> 確かに、左手の親指周辺が赤い。心なしか腫れているようだ。触ると「イタイ、イタイ！」と喚くし、「指が曲がらへん。」と泣きそうな声で言う。<BR> 骨にヒビでも入っているのかと心配になり、かかりつけの大本医院へ。<BR> 触診してもらい、念のためにとレントゲンまで撮って、<BR> 「ただの突き指やね。」<BR> 息子が、「今日、体育の授業でバレーボールをやったワ。」と言うのを聞きながら、僕は、「そういえば、コイツの掌は元々、丸々と太っていたっけ。」と思っていた。腫れてると思われたのは、ただ掌の肉が分厚かっただけのこと。<BR> 大本医師に御礼を言って帰ろうとすると、医師が一言。<BR> 「師匠、医者に診せに来るようなケガやないで。」<BR> <BR> 二日後、今度は娘の左の人差し指が腫れていた。<IMG src="../o-mori.site/a008cut.gif" width="163" height="154" border="0" align="right"><BR> しかし一昨日の失敗があるので、腫れているように見えるだけかもしれないし、曲げると赤くなるのも、ただ血行がいいだけなのかもしれないと思った。「まァ、一晩、湿布して様子を見よか。明日になったら治まってるやろ。」と娘をなだめ、湿布をしてやった。ところが翌朝になると、治まるどころか明らかに腫れている。いや腫れがひどくなっている。しかも指の関節部分が腫れているので指が曲がらない。今度こそ本物の骨ヒビか！？<BR> 「実はコレコレで、病院で受診してから登校させます。」と小学校に連絡し、大慌てで大本医院へ。<BR> 大本医師の診察はアッという間に終わった。<BR> 「まだまだいてるからね、蚊が。」<BR> <BR> 遅刻で連れて行った小学校では１時間目の途中。担任の先生が心配そうに娘に問いかける。<BR> 「山田さん、大丈夫か？」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="726"><B><I><U><FONT size="5">ワイズポテト　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、１０、１４（日）</U></I></B><BR> 僕が所属するワイズメンズクラブでは、毎年この時期、全国一斉にポテトを販売する。１０ｋｇ１７００円で販売したポテトの収益は、奉仕活動の資金になる。<BR> 北海道からトラック便でワイズポテトが到着すると、しばらくの間、僕は本業よりもじゃがいも屋の方が忙しくなる。<BR> そして２箱２０ｋｇを自宅で買い上げる我が家の食卓は、ジャガイモ料理でにぎわう。<IMG src="../o-mori.site/VEGET065.GIF" width="72" height="73" border="0" align="right"><BR> ポテト到着初日の今日は、子ども達のリクエストのポテトチップスと、僕の好物ポテトサラダ。<BR> 一心不乱にポテトを揚げるヨメが手を離せないのをいいことに、子ども達が揚げたてポテトチップスのつまみ食いを始めた。<BR> 「一枚だけ、あと一枚だけ。」と言いながら、食べているうちに、つまみ食いが止まらなくなったらしく、<BR> 揚げ上るよりも子どもの口に消えていくポテトチップスの方が枚数が多い。<BR> 閉口したヨメが子ども達にマヨネーズを渡して、「これで、そのポテトサラダを和えといて。」とお手伝いを言いつけた。<BR> 嬉々としてマヨネーズを手にした息子が、「マヨチュッチュ！」と、いきなりマヨネーズのつまみ食い。<BR> 兄貴の口からマヨネーズを取り上げた娘が、マヨネーズ一本まるごとサラダにかけてしまい、<BR> 僕がつまみ食いしようとした時には、すでに、ポテトサラダは、ジャガイモのおひたしマヨネーズ風に姿を変えていた。<BR> <BR> こりずに、明日はヨメに肉ジャガとコロッケをねだろう。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD height="28" width="727"><B><I><U><FONT size="5">茸も茸もキノコ　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、９、２７（木）</U></I></B><BR> お父ちゃんがゴルフから帰ってきた。<BR> ゆきは玄関までお迎えに行った。(?_?)って、<BR> ゴルフに行ってきた＋帰ったゾとわざわざ知らせる＝何かお土産があるかもしれない(^o^)丿　お父ちゃんから「はい、今日の賞品」ってお土産を受け取って、早速あけてガッカリ。ゆきはキノコが嫌いです。<BR> 「お母ちゃ～ん、お父ちゃんがいっぱいシイタケ持って帰ってきた～！」<IMG src="../o-mori.site/LFOOD010.GIF" width="134" height="109" border="0" align="right"><BR> お風呂に入っているお母ちゃんに報告すると、「シイタケ～？‥‥そんなマズイもん、いらん！！」お母さんもシイタケが嫌いです。<BR> 「お前らはアホか、モノ見てからモノ言え～！これは松茸！松茸と椎茸の違いもわからんのンか！」突然、「ホンマ、ホンマ？優勝でもしたん？」とお母ちゃんがお風呂から飛び出してきた。へー、マツタケって高いの？でも、ゴルフ行くたびボール何個も無くして帰ってくるお父ちゃんに当たった賞品が、そんなに美味しいはずがない。だいたい、マツタケもシイタケも茸のうち。ゆきはキノコ類は全部嫌いです。<BR> 「ゆきは絶対に松茸食べへん。」<BR> すると、いつも好き嫌いはアカンとうるさいお父ちゃんが「そうやな、嫌いなモン無理して食べることないワな。‥‥ゆき、アイス食うか？」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="727"><B><I><U><FONT size="5">運動会さえ終われば　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、９、１４（金）</U></I></B><BR> 力弥の中学校では来週の中学部演劇コンクールに向けて、授業は短縮、クラス全員居残って毎日放課後に芝居の稽古。小学生の娘・佑希は今年、金管バンドサークルのドラムメジャーという大役。明日の敬老会に出演するため、今日も練習に励んできた。<BR> 運動会に向けて頑張っているのは、我が家の向かいにある保育園の園児達。<BR> 毎朝１０時３０分になると、向かいの保育園の２階の窓がガラ～ッと開く。<BR> そして、女の先生の「さあ、今日も頑張ってやるよー！」という甲高い声で、<BR> <FONT size="+2">ドンガラガッチャ、ドンドン、ジャワワァ～ン！<BR> </FONT>…音痴の僕でもわかる、音程もリズムも無視。コレが何ちゅう曲か、分るのは保育園の先生だけやろ。<FONT size="+2"><IMG src="../o-mori.site/s011.gif" width="190" height="134" border="0" align="right"><BR> ドンガ…、ヤメヤメヤメ～、○○ちゃん違う違う、もっかいいくよ！！<BR> </FONT>…おいおいおい、早よう成功してくれよ。しっかりしてや、○○ちゃん。<BR> そら、かわいいお子達が真剣な顔で一所懸命太鼓叩いてんねやから、我慢です。ひたすら我慢してます。<BR> 我慢はするけど、困ってます。<BR> 電話がかかってきても聞き取れへん。ドアホンが鳴っても聞こえへん。ヨメを呼んでも聞こえてへんから返事がない。<BR> 呑み過ぎて頭痛いのに、二日酔いでも寝かしてくれへん。<BR> 「運動会が終わるまでの辛抱や。」そう自分に言い聞かせて、保育園の窓が開いたら、我が家の窓を閉めて回る毎日です。「早くこいこい！運動会！」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="727"><B><I><U><FONT size="5">夏休み最後の日　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、８、３１（金）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/photo.tonarinoyamada2001-8-31.JPG" width="152" height="228" border="0" hspace="1" vspace="1" align="left">…の山田家恒例行事は、小学生お絵かき大会。<BR> 「早ようやっときゃエエのに。」と文句たれながらも、食卓を絵画専用スペースに開放してやる。「晩ご飯の支度までに書き上げてよネ。」と、グズグズしている子どもを急かし、「こんな調子じゃ食卓に晩ご飯を並べられない。」と、ついつい手を出してしまったのは去年の８月３１日。<BR> その結果、母が手を加えたうちの子の絵が、京都市の子ども絵画コンクールで特選をとってしまい、美術館に貼り出されてしまった。<BR> 恥ずかしくて、とても観に行けなかった去年の夏の失敗が頭に浮かんだらしく、今年は何があろうと何時になろうと絶対に手出しはしないと、母は今朝、子ども達に宣言していた。<BR> <BR> 小学生の絵画に中学生の読書感想文が追加された今年の夏休み最終日。子ども達に言い放ったそばから、母はこう呟いていた。<BR> <BR> 「自分が宿題してる頃の方が気がラクやったわ。」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="727"><B><I><U><FONT size="5">熱中症でダウン　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、８、１４（火）</U></I></B><BR> といっても人ではなく、我が家の洗濯機の話。<IMG src="../o-mori.site/photo.tonarinoyamada-sentqakuki2001-8-14.JPG" width="199" height="147" border="0" hspace="1" vspace="1" align="right"><BR> 洗濯しようにも洗濯槽に水がたまらない、すすごうにも洗濯槽に水がたまらない、脱水しようにも洗濯槽に水がたまらない（当たり前や！）とかで、昨日から「アンタは、水が入ったことも分からんアホか！」と洗濯機に向かって何度も毒づいていたヨメが、今日も早朝から１時間余り洗濯機と格闘した結果、「新しい洗濯機、買いに行こか」と言ったもんで、急いでチラシを見て、開店と同時にＭ電気店に飛込みました。<BR> この暑い時期に溜まった汗まみれの洗濯物を早く洗ってしまいたい一心で「今日中に届けてくれるなら何時でもエエ。」と言ったそうで、おかげで夜も更けて午後９時半の配達となりました。（配達員さんには洗濯機を２Ｆまで運んでいただき、セッテイングしてもらった上に、古い洗濯機を撤去していただいたそうで、おおきに、ありがとうさんでした。）<BR> 新しい洗濯機を定位置に鎮座して配達のお兄さんが帰った後で、ヨメが使用説明書に目を通しながら呟いています。「お風呂の残り水を吸い上げるポンプがついてるけど、このポンプでガソリンや灯油を吸い上げないでくださいって書いてあるワ。」「おォ、洗濯機の上でロウソクや線香を燃やさないでください、やて。アンタ気ィつけや！」<BR> 最近の僕は、亡父の祭壇の巻線香に火を付けるついでに、そこらにあるロウソクや線香やマッチの燃えさしに火をつけて回るので、家族皆に「火遊びはいいかげんにしなはれ！」と叱られています。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD height="56" width="726"><B><I><U><FONT size="5">お座敷保津川　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、７、２８（土）</U></I></B><BR> ２７、２８の二日間にわたった葬儀一切を終えて、仕上げの席へ。<BR> 我が家は数年来、精進落しや法要で親族が集まる席は、京都市内、東洞院六角の旅館・中<IMG src="../o-mori.site/photo.tonarinoyamada-2001-7-28-1.JPG" width="187" height="160" border="0" hspace="0" align="right">原に決まっている。今回は、時期的にお座敷保津川の席を用意していただいた。座敷の真ん中に人工の小川をつくり、その川の上を舟で料理を運ぶ趣向のこの席、誰よりもうけたのがうちの子ども達。料理が乗っていようがいまいが、舟を運行させることに熱中して、皆に料理を配りたおし、食べたあとの皿や鉢を舟に乗せて回収していった。しかも、小川には鯉や鮎が元気に泳いでいるのだから、退屈しない。<BR> メニューの最後には流しソウメンがついている。麺食いの娘はともかく、いつもは素麺を嫌う息子も競争で流し素麺に箸をのばした。<BR> <IMG src="../o-mori.site/photo.tonarinoyamada-2001-7-28-2.JPG" width="196" height="137" border="0" hspace="1" vspace="1" align="left">ここにきて、突然うちの娘が鯛に素麺をお裾分けした。パクリと食べた。それを契機に、中原さんには内緒の騒動が勃発した。葬儀の間大人しくせざるをえなかった子ども達が、抑圧されていた鬱憤をぶつけた相手は、鯉だったのか素麺だったのか、定かではない。また、この座敷の鯉や鮎達が皆、翌朝、水面にプッカリと浮かんでいたのではないか、案じられるところではある。<BR> お座敷保津川は旅館・中原の夏限定企画。<BR> ジィジの一回忌も、ここで鯉の餌付けやるゾ！と、子ども達が早々に来年の予約を決めた。<BR> 山田家一行お出入り禁止になってなきゃ、の話だ。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="726"><B><I><U><FONT size="5">コイのオドリ食い　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、７、７（土）</U></I></B><BR> 息子を連れて、家の近くを流れる鴨川に魚すくいに行った。<BR> 僕が子どもの頃には、メダカがわんさか群れになって泳いでいたものだが、今や絶滅危惧種であるメダカは鴨川のどこにもいない。この日の獲物は体長３～５ｃｍぐらいのカワムツの稚魚や、川底を這うように泳ぐ名前のわからない小魚。それに川エビ。バケツに入れて持って帰り、水槽に放した。<BR> ところでウチの水槽には、数年前から飼っている鯉が３匹いる。近頃では、エサをやる時、手の上に乗ってくる。だからといって別になついているわけではなく、ただ早くエサが欲しいだけらしいが、それほどコイツラの食欲はスゴイ。だから、川からやって<IMG src="../o-mori.site/A_FISH.GIF" width="160" height="61" border="0" align="right">きたばかりの新参者たちは、あっという間にコイツラの生餌になってしまった。エビなら体が硬いから大丈夫やろ、と思っていたら、エビさえも‥。口から殻だけが吐き出される瞬間を目撃してしまった。息子の言うには、ちょうど脱皮したところを狙われて、脱皮直後のまだ柔らかい体を食われたらしい。<BR> 今度はカニにしとこ。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="727"><B><I><U><FONT size="5">忘れもの再び　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、６、２７（水）</U></I></B><BR> 魚仁寄席の当日、開演１時間前に出発したものの、途中で携帯を家に忘れてきたのを思い出した。<BR> 仕方なくＵターン。一方通行を逆走して、一目散に家に向かった。<BR> 携帯どこや、と部屋中探しても見当たらず、ヨメの携帯から呼んでコール音を頼りにようやく探り出した。<BR> 遅れた、遅れた。ロスすること２０分。三歩くん、待っとるやろな。<BR> ようやく待ち合わせの阪急桂駅までたどり着いたのが６時１５分、「三歩くん、ゴメン、ゴメン！」と謝りながら、<BR> 「兄さん、開演１５分前でっせ。」と不安そうにささやく三歩くんを乗せて、会場の魚仁へダッシュ。<BR> 開演１０分前に、なんとか到着。心配顔の大将に出迎えられた。<BR> <BR> 落語が終わって、三歩くんに出演料を渡そうとカバンのフタを、フタを、フタを開けようにもフタがない！否、カバンがない！<BR> そこら中を探し回っている僕の携帯に、ヨメから℡、℡、℡‥‥。「今から届けに行くから。」<BR> <IMG src="../o-mori.site/p016.gif" width="209" height="88" border="0" align="left">自分だけ車から降りて、カバンを降ろすのを忘れていたらしい。<BR> この日のギャラも根多帳も、僕の財布も何もかも入ったカバンは、ヨメの運転する車で<BR> 家と魚仁の間を往復していた。<BR> それから３０分後の８時半、「携帯だけ持って、一文無しで呑みに行く気やったの？」と言い捨て、<BR> 僕にカバンを渡すや、車を急発進させるヨメを見送りながら、<BR> 僕は思わず叫んでいた。<BR> 「万里子、ゴメン。怒ってる？なァ、怒ってる？ゴメン、許して、万里子さ～ん！？許してェなァ！！」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD height="16" width="727"><B><I><U><FONT size="5">祝！パソコン復旧！　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、６、８（金）</U></I></B><BR> ＧＷの頃から不安定だった我が家のパソコン、初期症状は、ＦＯＮＴが出たり見当たらなかったり。特定のフォントが消えたかと思うと、次に起動した時には、ゴミ箱にほかしたはずのフォントも道連れに復活する、また消えるの繰り返しで、それでもなんとか入力できていました。<BR> それが６月に入って急速に問題が表面化。文字化けです。<BR> 最小化はＯみたいな記号に変わり、最大化は２かな、γかな？　×マークも変わり果てた姿で出現。<IMG src="../o-mori.site/b008cut.gif" width="131" height="134" border="0" align="right"><BR> どうやらＯＳがやられたようです。システムスキャンやら自動修復を試みること３日。破損個所を埋めるために、Ｗｉｎｄｏｗｓ２０００まで買いました。‥‥が、本体以外のハードウェアを認識してくれない。５日の朝になって、ついに初期化を決断しました。<BR> パソコンをふりだしに戻す前にやらなあかんこと。データのバックアップとらにゃあ、これまでのヒマつぶしとお遊びの結晶が水の泡。データをＣＤ-Ｒ書き込もうとするのですが、ここでもトラブル、ＷｉｎＣＤＲの応答なし。<BR> そこで何枚にも分けてＦＤにバックアップをとり、システム上のバックアップにも重複してファイルをとって、いざ初期化。<BR> 数時間かかるリカバリーが終わって、また困ったことが‥‥。あっちこっちにバックアップをとったので、どこにどのフォルダが入っているのかわからない。インストールするアプリケーションのＣＤはどこにやったっけ？おいおい、サイト内のリンクが寸断されてるやないか！<BR> 今夜、最後にスキャナーをデバイスにインストールして、ようやく完全復旧。<BR> これでまた、しばらくもつやろ。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="728"><B><I><U><FONT size="5">とられた、とられた、何をとられた！？　</FONT>　　　　　　　２００１、６、２（土）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/photo.tonarinoyamada-2001-6-2.GIF" width="154" height="326" border="0" hspace="1" vspace="1" align="left">息子が所属する陸上部の保護者懇談会があるということで、歩いても２０分の中学校に車で出かけたヨメでした。<BR> 僕はヨメとは入れ違いで出かけ、その足で大阪に向かったのでヨメの携帯に連絡を入れると、<BR> 受話器の向こうで「車がない！盗られた！！」とパニクる声。<BR> そう、中学校の正門前に堂々と車を停めて懇談に出席していたヨメは、車を盗られたのではなく、駐車違反をとられたのです。しかもレッカーで移動されたので、車がなかったのでした。<BR> あわくって所轄の警察署に駆けつけ、いつものくせで「レッカーでお世話になりました！ありがとうございました！」と言うたところ、交通課の警官が来て、調書をとられ、レッカー料金をとられ、駐車場の代金をとられたそうです。<BR> その金額、しめて１３０４０円。後日振込の罰金が１５０００円。<BR> <BR> 以下は、うかつなヨメの言い訳です。<BR> 「警察でレッカーと駐車場代の料金を払う段になって、おまわりさんがひぃ、ふぅ、みぃってお札数えるもんやと思てたら、銀行で振込に使うアレ、キャッシュディスペンサーみたいなんが置いてあって、その機械で支払うねん。<BR> 違反したおかげで新発見やわ～。<BR> ご本人の名前、確認してください。車種とナンバーはこれで合ってますか？金額に間違いはありませんか？では、ここにお金を入れて‥‥。はい、お釣りを取り忘れないようにね。これをずっと、おまわりさんがつきっきりで案内してくれるんやから、そこらの銀行員より、よっぽど親切やわ。しかもお釣りのお札は全部ピンピンの新札、さっすが国家権力。」<BR> 訳のわからん負け惜しみを言うてますが、口惜しさに変わりはないようで、それ以来ずっと持ち歩いてる違反書を友達に見せびらかしては、自分の愚行を笑い飛ばしているヨメです。<BR> <BR> 「私、となりの山田くんのネタつくるために大金使うたんやないからね！」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1" height="33"> <TBODY> <TR> <TD width="728"><B><I><U><FONT size="5">ＧＯＤＺＩＬＬＡかゴジラか　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、５、１９（土）</U></I></B><BR> 息子の力弥です。僕とお母さんはゴジラのファンです。<BR> 幼稚園に入園する前から、ゴジラ映画は欠かさず二人で観に行きました。昔の怪獣大戦争なんかもビデオで見ました。モスラもガメラも全部観ました。ゴジラ対デストロイアで、ゴジラが消えてくシーンなんか、泣きながら観ました。<BR> でも、アメリカ版だけは観たくなかった。だってコワそうやったから。<BR> 父の一言解説「コイツ、えらい怖がりなんですわ。遊園地に連れていっても、ジェットコースターにもスライダーにも　何にも乗らへん。乗るのは唯一、観覧車だけ。安うつきまっけどね。」<BR> 観なかったくせに、気にはなっていたので、レンタルビデオで借りてきた。<BR> お父さんが仕事の後で呑みに行って遅くなるはずの今日は、夜遅くまでビデオ観てても叱られへんからね。<BR> お母さんは、自分が一番見たいから怒らへんねん。<BR> 夜８時頃から２時間半、お母さんと妹と三人で「ＧＯＤＺＩＬＬＡ」を観た。<BR> 怖いどころか、おもろいやん。<BR> 日本のゴジラより笑える。笑えるけど、やっぱり僕はＧＯＤＺＩＬＬＡよりゴジラの方が好きやということが確認できた。<BR> 今年も正月は行くぞ、三大怪獣決戦。<BR> アンギラスも出てきたらエエのに。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="728"><B><I><U><FONT size="5">春はどこいった　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、５、１１（金）</U></I></B><BR> 中学の授業参観に行った。地理の授業だった。<BR> 永久凍土やツンドラ地帯の説明が、途中から地球温暖化の話になった。<IMG src="../o-mori.site/p004.gif" width="142" height="143" border="0" align="right"><BR> 今、世界中でもっとも温暖化を憂い、真剣に考えている国はオランダなんだって。知らんかった。<BR> なぜって、海抜０ｍ以下の国だからだそうだ。<BR> 気温の上昇→氷河が溶け出す（氷が溶けると水になる）→海水面が上がる→海抜の低い土地は水没する<BR> →国土がなくなる→こりゃ大変だ！というわけらしい。<BR> 僕の住んでる京都の夏は暑い。京都だけやない、日本中、最近の夏は燃えるように暑い。<BR> ついこないだまで、寒い、寒いとセーター着てたのに、<BR> この一ヶ月程で急に暑くなって、慌てて半袖に衣替え。<BR> 今からこんなに暑いと、この夏もすさまじい暑さやろな、と<BR> 人一倍アツガリで汗っかきの僕としては今から夏が思いやられるのだが、ちょっと待てヨ。<BR> そういや今年は、長袖のシャツ一枚で過ごした期間がほとんどなかったっけ。<BR> ということは、僕らの周りから春がなくなったということか。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="729"><B><I><U><FONT size="5">アラ、ヨイヨイヨイ！アラ、ヨイトマカセ！</FONT>　　　　　　　　２００１、４、３０（月）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/photo.tonarinoyamada-matsuri2001-4-30.GIF" width="177" height="228" border="0" align="left" hspace="1" vspace="1">我が家のあたりは、商売の神様で有名な伏見稲荷の氏子。<BR> ＧＷは毎年、そのお稲荷さんの祭りで幕を開ける。<BR> ２９日の神輿に続いて、今日３０日は子ども神輿が町内を練り歩いた。<BR> 入学前の小さな子どもが鈴を持って歩く後ろから、小学生の神輿２基が続いて練り歩く。<BR> コース上には、子ども達のためにおやつを用意してくれている商店や会社が何箇所かあって、そこで小休止している間におやつが配られる。子ども達が毎年、地元の祭りに参加する一番の理由が、この配給。再び歩き始めると、すぐに食べ始める子も少なくない。<BR> さて小学生達の神輿は、数年前までは、高学年に限り大人達の神輿のように肩に担いで練っていたが、今では肩に担ぐ子ども神輿は１基もなくなった。<BR> 神輿の足元に大きな台座があり、その台座には車輪がついていて、子ども達は神輿の担ぎ棒を握ったり担ぎ棒に縋ったりしながら、押して歩くのが近年の当たり前になった。<BR> 掛け声は、「アラ、ヨイヨイヨイ！アラ、ヨイトマカセ！」<BR> 子ども神輿の日は朝から、笛や太鼓のお囃子に合わせて、<BR> 子ども達の「アラ、ヨイトマカセ！」と叫ぶ声が町中に響く。<BR> 二日酔いでもうしばらく寝てたかったけど、とても寝てられるもんやない。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD height="437" width="729"><B><I><U><FONT size="5">京都商銀1億円盗難事件</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、４、２７（金）</U></I></B><BR> 新聞やニュースを賑わしている１億円事件、アノ事件現場ね、我が家から歩いて３分の近場にある銀行ですねん。<BR> 昼間から、ヘリコプターがウチの頭上を飛び回ってて、しかも家の窓がカタカタ揺れるぐらい低空を飛んでまして、<BR> ウチは京都駅がホン近所でっさかいに、またどっかのエラいさんが来てはんのかいな、<BR> こんだけの警備するっちゅうのは、よっぽどのＶＩＰが京都観光に来てんはンのやろな、ぐらいに思てたんですわ。<BR> そしたら夕方のニュースで、京都で銀行から１億円盗難！て言うてまっしゃろ。<BR> その上、テレビ画面には見なれた通りが映ってますやんか。<BR> 近所で、エラい事件がでけたモンやなァと、驚いてた矢先だ、我が家にも事件が発覚。<BR> ヨメがクローゼットの中で、網戸を発見したと騒ぎ出して、<BR> なんでこんなトコに網戸があるんや！　どこの網戸や～、　網戸が無くなってる窓を捜せ～！<BR> で、３Ｆの出窓の網戸が無くなっていることがわかったんです。<BR> よかった、よかった、ここの網戸やな。ヘリの低空飛行のせいでボロ家の窓が揺れて、網戸がはずれたんやろ。<BR> ‥‥ちがうっちゅうねン！出窓とクローゼットは確かに同じ３Ｆやけど、<BR> 出窓からクローゼットまでは、その距離１０ｍ、出窓とクローゼットの間には壁もありゃあドアもあるわい。<BR> まさか網戸が独りで歩くわけないし、はずれたら横にころがらんと下に落ちるはずやろ。<BR> 安心どころか、余計に不審だらけやないか。<BR> 昼間、近くで事件があっただけに、その犯人が、隣の屋根づたいにウチの３Ｆの窓から入りこんで、<BR> 家の中しかもクローゼットに隠れてるんやないか、という考えが脳裏をよぎりました。<BR> 「誰か、いてはりますか？」と小さく呼んでみたが、返事はない。<BR> まさか「ハイ」ちゅうて出てくるんやったら、ハナからここにいてないで、と息子に言われて納得。<BR> つま先歩きでクローゼットに入り、奥の方まで調べて、タンスのドアも引出しの中も調べた。<BR> 誰もいてなかった。<BR> ご飯を食べる間も全員無言で、物音がするたびに家中を見回り、落ち着かないままに夜を迎えた。<BR> その間、詳しく現場検証して、考えられる可能性はすべて出し合い、夫婦の推理はもう底をついた。<BR> もう一度、出窓のあたりに土足で入った形跡がないか、夫婦で調べているところに小５の娘が顔を出した。<BR> 「誰もいてるわけないで、だってソレ、ゆきがやったんやモン。」<BR> 網戸をはずしたのがバレたら叱られる思て、見えへとこに置いといてん。<BR> 娘の一言で、山田家網戸事件は大笑いのうちにあっけなく解決した。<BR> 京都商銀事件の犯人も、早よ出頭したらエエんでっけどな。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="730"><B><I><U><FONT size="5">どの名簿から調べたんやろ</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、４、２５（水）</U></I></B><BR> 毎日届く郵便ぶつに、いわゆるＤＭが何通かは混じっている。<BR> ＤＭの中身は、通販衣料、鍋釜の類、分譲マンションに墓地にゴルフ会員権と多種多彩。<BR> 宛名と住所を調べる手間で、ＤＭ出す相手の経済状況ぐらい調べてから出さんか～い！昼飯に２９０円の松屋の牛飯食べてる俺が、どないしたら博多のキャナルシティに別荘持てるっちゅうねん！<BR> 森乃福郎様とか山田信悟様とか、この宛名は、どの名簿が流出してるんだろうと考えてみる。<BR> どないしても考えつかへんのが、アメリカの宝くじを買うてくれっちゅうＤＭ。宛名はいつも、笑福亭万里子。<BR> 誰や、それ。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="731"><B><I><U><FONT size="5">夫婦で行く店</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、４、１４（土）</U></I></B><IMG src="../o-mori.site/photo.tonarinoyamada-2001-4-14.JPG" width="210" height="158" border="0" hspace="1" vspace="1" align="right"><BR> 夜８時、四条木屋町「つつ美」で待ち合わせた。<BR> カウンターで、ママ手作りのお惣菜をつまみながらビールを呑んでいると、隣から「師匠！」と呼ぶ声。<BR> ワイズ仲間のＨ氏がニコニコしながら、「今日はヨメさんとでっか？珍しい。」<BR> 世間は狭い。あんまり要らんこと言わんように。<BR> 次に、祇園まで歩いて四条通り「かぼちゃの花」へ。<BR> ウナギおにぎりを注文し、店中所狭しと貼られた歌舞伎役者の写真を肴に、軽くナマ中。<BR> 最後に、祇園末吉町「弥す川」のドアを押すと、「おっ、師匠！夫婦お揃いでお越しとは珍しい。」世間は本当に狭い。宴会の最後に、ヨメがいつも一人で遊びにきているらしい。<BR> Ｗ氏と並んで、記念写真。<BR> しかし、この顔の大きさの違いは‥‥(*_*)</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="731"><B><I><U><FONT size="5">ウコン事始め</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、４、７（土）</U></I></B><BR> 中性脂肪↑、コレステロール↑、γ－ＧＴＰ↑、肝臓フォアグラ、高く売れるゾ状態の僕の体を心配する友人に薦められて、ウコンを飲み始めた。<BR> 色はスゴイが、臭いは思わず後ずさるほどではない。毎日朝と夜の２回飲み続けて、今日で３日目。<BR> 真っ黄っきのウコンの粉を白湯に溶かすと、出がらしのお茶みたいな色で、、お茶っ葉が要らず経済的。<BR> みそ汁に溶かすと、味は味噌でも、見た目カレースープ、お汁一杯で２杯分楽しめる。<BR> ご飯にまぶすと、卵ごはんになるかな？<BR> ハンバーグにふりかけてから焼くと、溶けてチーズハンバーグになるかも？<BR> もう少しウコンに慣れたら、試してみよう。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="731"><B><I><U><FONT size="5">ヒマつぶし</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、４、３（火）</U></I></B><BR> ヨメが、□（四角）に漢字だけをあてはめて、熟語をつくるクロスワードパズル「ナンパラ」を買うてきた。<BR> 「師匠もやってみる？」<BR> 「アホらし！」<BR> ご飯ができるまでのヒマつぶしに、とヨメは僕に「ナンパラ」の見開きジャンボを渡した。<BR> が、これが結構ムズかしい。<BR> 力弥をアシスタントに、漢和辞典を傍らに置いて解き始め、半分書き込んめた頃には、しっかりはまってしまっていた。夢中でやってると、晩ご飯ができたそうな。「今、分かったと思うたのに」と不平を言いながら食卓につくと、息子はとっくに食べ終わっていて、ヨメと娘に非難された。<BR> 「師匠にわたすんやなかった。」と言うヨメは、マイペースでジャンボナンパラを楽しんでる。<BR> 僕は、風呂も後回しにして、家中が寝静まった後も、一人夜中まで「ナンパラ」とにらめっこ。<BR> 理不尽って熟語は知ってるけど、□理尽ときたら、□に入る漢字は何？</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD valign="top" height="238" width="731"><B><I><U><FONT size="5">卒業式</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、３、２２（木）</U></I></B><BR> <IMG src="../o-mori.site/photo.tonarinoyamada-sotugyo-2001-3-22.JPG" width="130" height="155" border="0" align="left">山田家の長男・力弥の、今日は小学校の卒業式でした。<BR> 卒業生２１名、京都駅から歩いて５分の街中にある小学校ですから、児童数は少ない限り。<BR> 式場の体育館が隙間だらけでした。でも、<BR> 卒業生ひとりひとりに校長先生から卒業証書が手渡されるのは、少ない人数だからこそ。<BR> 粛々と進行する式典、保護者席からはすすり泣く声がきこえ、<BR> 卒業する女の子達は皆一様に目を赤くして、それを見守る先生方の中にも、<BR> ハンカチで目頭を押さえる姿があります。<BR> そんな厳かムード中で、なにが嬉しいのか始終ご機嫌だった力弥。<BR> 卒業生入場の時から、笑いをかみ殺したような顔をして入ってきて、<BR> 壇上で校長先生から卒業証書を受け取る時もニコニコ。<BR> 母の来賓祝辞の間もニヤニヤ。私がカメラを向けても、ニタ～ッ。<BR> 背の高さが私と同じになって、顔も私の若い頃そっくりになった息子の微笑が、あまりにも不気味で、<BR> ヨメの祝辞に「この、ど、ヘタクソ！」と罵るのを忘れてしまった。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD valign="top" height="222" width="731"><B><I><U><FONT size="5">ヨメの夜遊び</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、３、1７（土）</U></I></B><BR> 昨夜は、知り合いの彫刻家の個展初日で、オープニングパーティがあり、堺で呑んだ。<BR> で、家に帰り着いたのが午前１時頃。<BR> 子どもは部屋のエアコンつけたまま、電気をつけたままで寝てたけど、ベッドにもトイレにもヨメの姿はない。<BR> そういやＰＴＡの何たらかんたらで呑みに行く、とか言うとったな。<BR> ２次会には俺も呼べ、と言うておいたのに、すっかり忘れて呑んだくれてんのやろ。<BR> 待つこと１時間、シビレを切らして寝て待つことにした。<BR> そこへヨメさん、千鳥足でご帰還。<BR> 久しぶりに祇園方面まで足を伸ばしたとかで、どこかでコケたらしく、両方のスネに傷をつくって帰ってきた。<BR> 今朝になって、バッグに名刺が入ってるんやけど、誰や知らん？<BR> テレホンカードも入ってるんやけど、どこで貰たんやろ？と首をひねっている。<BR> 俺が知るか！<BR> 待ちぼうけのお代や、そのテレカよこせ！</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="730"><B><I><U><FONT size="5">風邪ひいた～、咽喉いたい～！</FONT>　　　　　　　　　　　　　　２００１、３、1４（水）</U></I></B><BR> 「もぎた亭」の打ち上げで呑んで食って騒いで、盛り上がった翌日、咽喉がいたい。体がダルい。セキが出る。<BR> 病院に行って、薬をもらった。<BR> 「仕事以外はしゃべりなさんなや。」と、かかりつけの大本医師。<BR> 週末の仕事までに治さなアカンと、昨日も今日も、のんびり休養している。<BR> だから、いつも以上によくしゃべる。<BR> テレビを見ては、洗濯干してるヨメをつかまえて「このクイズわかるか？あのな、答えはな‥‥。」<BR> 本を読んでは、洗い物しているヨメを呼びつけて「この漢字、読めるか？あのな、この読み方はな‥‥。」<BR> チラシ見ては、ドラクエやってるヨメを中断させて「この値段、安いやろ？あのな、他の店ではな‥‥。」<BR> 映画館にでも行かんと、咽喉の静養にならん。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="729"><B><I><U><FONT size="5">はじめての、長距離ドライブ</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、３、９（金）</U></I></B><BR> ヨメです。四国は愛媛県、川之江が私の田舎です。<BR> 車で里帰りする時には福郎が運転して、私は助手席で居眠り。これが当たり前でした。<BR> それが今回は運悪く、実家の法要と福郎の仕事が重なってしまい、<BR> 私が子ども２人を乗せて、車を運転して行くことになりました。<BR> 子どもが学校から帰り、ランドセルを降ろすなり、出発したのが午後４時過ぎ。<BR> それでも宝塚あたりまではスイスイ。「な～んや、楽勝やん。」<BR> 西宮あたりで小雪がチラホラ。「ま、この程度ならワイパー動かすほどでもないワ。」<BR> それが、神戸ジャンクションあたりで、いきなり吹雪。<BR> 「トンネルを抜けると‥」というフレーズが頭の中をいったりきたり。<BR> でっかい雪が真横に降るし、辺りは暗くなってくる。前を走る車がボーッとかすむ。<BR> 思わず、車を置いて歩いて帰ろうかと思いました。<BR> こっちの不安を他所に、子どもは後部座席で♪恋はスリル、ショック、サぁ～スペンス♪<BR> 「今の状況こそ、スリルとサスペンスやで。」<BR> すると、子どもが言いました。「お母ちゃん、オシッコ！」</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD valign="top" height="170" width="728"><B><I><U><FONT size="5">ちょっとは自分の体、考えなはれや</FONT>　　　　　　　　　　　　２００１、３、２（金）</U></I></B><BR> ３日前に、血液検査のために血をとった。今日はその結果がでた。<BR> γ-ＧＴＰ（いわゆる呑み過ぎ検査）の数値は２３９だったので、ちょっと安心。<BR> 「でも普通は、女性の最大値が５０、男性で７０なんですからね。高いことは高いんですよ。」と医師。<BR> ＡＬＰとＬＡＰ（おそらく肝機能）の数値も、かなりｈｉｇｈである。<BR> 驚くべきは、中性脂肪。<BR> 平常１６０までとされている値が、なんと１３３２ｍｇ／ｄｌもあり、検査報告書に！が印字されている。<BR> 「師匠、これはね、バッドマークです。危険信号ですよ。」と医師。<BR> 出された薬を朝夕呑んでいる。<BR> 今月、博多に行って食べる予定の豚骨ラーメンを楽しみに。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD height="251" width="727"><B><I><U><FONT size="5">インフルエンザが家にやってきた</FONT>　　　　　　　　　　　　　２００１、２、２１（水）</U></I></B><BR> 突然発熱した息子をかかりつけの医者に連れて行くと、診断は「インフルエンザみたいやね。」<BR> 「これでしばらく出席停止や。」と喜んでいた息子は、次の言葉をとっさには理解できなかったようだ。<BR> 「筋肉注射と点滴、どっちにする？」<BR> どっちもいやや、といつまでも愚図る息子は、抵抗むなしく点滴ベッドに直行させられた。<BR> 「３０分で終わるしね。ちょっとチクッとするだけだから。」<BR> やさしく諭す看護婦サンの言葉も耳に入らず、いつまでも覚悟が決められない。<BR> そういえばコイツ、日本脳炎の予防注射の時に、<BR> 「お客さん、先にどうぞ。」と次の患者さんに順番を譲ってばかりで、いつまでたっても終わらなかったっけ。<BR> <BR> 「まだダメ！右のおしりがかゆい！」<BR> 「今度は背中がかゆい！掻いてから！」<BR> 「ア、腕がおびえてる！！」<BR> 「オオッ、腕が勝手にどっか行く！！」<BR> 点滴３０分、その針を刺すためにかかった時間が４０分。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="727"><B><I><U><FONT size="5">今日の昼めしは、何がいい？</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、２、１８（日）</U></I></B><BR> 父：「ジャンボ」行って、お好み焼き食べよか。<BR> 兄：う～ん、僕「王将」のギョウザとチャーハンがええな。<BR> 妹：絶対、お寿司がいい。<BR> 兄：お前、寿司、寿司て言うだけで、上にのってるネタ一つも食べんとメシ食べるだけやんか。<BR> 妹：おこうこ巻きやったら食べれるもん。<BR> 兄：俺はチャーハンが食いたいんや。「王将」行こ。<BR> 妹：お寿司！お寿司がいい！「くら寿司」行こ！<BR> 父：久しぶりにお好み焼きにしような。「ジャンボ」行って、ゆきの好きな焼きそばも頼んだらええやんか。<BR> 兄：「王将」や！<BR> 妹：寿司！「くら寿司」！<BR> 父：「ジャンボ」言うたら、「ジャンボ」！<BR> 母：うるさ～い！！もう、昼はおにぎり！いつまでも決まらんでお買い物にも行けへんかったら、晩ごはんはなし！<BR> 全員：‥‥ジャンケンで決めよか。<BR> ともかく車で出発した。<BR> どの店へ行くかを決めるジャンケン勝負は車中に持ち越され、ジャンケンしながら運転していた父は、<BR> 勝負には勝ったが道を間違えた。<BR> 「ジャンボ」で、３０分並んで肉玉ジャンボを２枚と焼きそばのジャンボを食べた。ゲップ！</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="727"><B><I><U><FONT size="5">エジプトはキモいよ</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、２、１１（日）</U></I></B><BR> お兄ちゃんが学校で、「エジプトぶんめいてん」の招待券をもらってきた。今日もお父ちゃんは仕事がなくてヒマだから、見に行ってみるかと車でお出かけした。<BR> 目的地は万博公園の中の国立国際美術館。着いてみると、コナンの映画観る時みたいに、いっぱいの人。<BR> 展示物の周りも、人、人、人だかりで、ゆきの目の前には大人のお尻ばかりが並んでいる。お尻の隙間からちょっと覗けたと思ったら、昔のいけにえの血がついていたり、死んだ人を入れる棺おけだったり、なんかキモいものばっかり。そのうち気分が悪くなったので、お目当ての金ピカのネックレスだけ見てお外に出て、お兄ちゃん達が出てくるのを待った。<BR> エジプトよりも、ニワトリの親分みたいな太陽の塔が気に入った。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="727"><U><B><I><FONT size="5">ハイブリッドカーに人だかり</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、２、９（金）</I></B></U><BR> <IMG src="../o-mori.site/photo.tonarinoyamada-2001-2-9.JPG" width="225" height="167" border="0" align="left">僕は今、学校の総合学習の授業で環境問題について調べている。<BR> 今日はその授業の研究発表会で、しゃぶしゃぶ鍋を洗った水や、洗濯機の排水を調べた。<BR> ピカピカのハイブリッドカーも、運動場にやってきた。<BR> ２００何万円かするそうだから、傷をつけないように気をつけて、クラクションを鳴らしてみた。<BR> 父さんと母さんも授業を見に来ていて、ついでに、いろんなところの学校の先生達が９００人ぐらい見学に来た。<BR> 僕は「今日が日直の当番じゃなくて助かった。」と思っていた。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="727"><U><B><I><FONT size="5">ふつう、一輪車より先に乗れるようになるだろ！</FONT>　　２００１、１、２８（日）</I></B></U><BR> 「補助輪のついた自転車に乗る大人になる。」と言い続け、遊びに行けばお友達の自転車の後ろを全力疾走でひたすら追いかけ、それでも自転車の練習を断固として拒否してきた娘を戸外にひっぱりだして、家族総出で特訓しました。<BR> この春中学生になる兄貴が座席の高さやギアを調節し、母がハンドルとサドルの後ろを支えて、私が車で伴走。<BR> 休日の午後をまるまる費やした結果、まっすぐは走れませんが、カーブを曲がれませんが、車が来ても止まれませんが、なんとか乗れるようになった娘は小学４年生。<BR> 学校では、一輪車でグランド一周しています。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="726"><U><B><I><FONT size="5">雪やコンコン</FONT><FONT size="4">　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、１、２０（土）</I></B></U><BR> 昼前から降り出した雪が積もり始めた。<IMG src="../o-mori.site/u007ani.gif" width="64" height="64" border="0" align="right"><BR> お昼ごはんができるまで、ゆきはお兄ちゃんと家の前の雪を集めて、雪合戦をして遊んだ。でも歩くのは、寒いからイヤ。ゆき、おやつとアイスを選びたいから、お買い物は車で一緒に行こうな、お母ちゃん。<BR> 通りに出ると車、車、車の列。まる～～～っきり進んでない。<BR> 歩けば５分のスーパーに、４０分かけて車で行った。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD height="246" width="725"><U><B><I><FONT size="5">終わった、終わった、受験が終わった♪</FONT><FONT size="4">　</FONT>　　　　　　　２００１、１、１９（金）</I></B></U><BR> 今日で、僕の中学受験はおしまい。<BR> これでもう、布団かぶってゲームボーイやらんでも、おおっぴらにテレビ画面でゲームができる。<BR> トイレ以外の場所でも、マンガが読める。<BR> バンザーイ、バンザーイ！！<BR> 「和同開寶より古い貨幣」って何それ？「体裁」て、「タイザイ」て読むんやろ？<BR> お父さん、もしも受かってたら新プレステ２とパソコン買うてや。<BR> <BR> 「アホか、おまえは！こんな漢字も読めんと！！<BR> ひょこタンで受かったとしても、パソコンなんか１００年早いわ！<BR> <IMG src="../o-mori.site/u009ani.gif" width="60" height="74" border="0" align="left">その前に、マンガ以外の本を読んどけ！<BR> プレステ２やと～！お父さんは年末に車がこわれて、また買い替えなあかんねん！金ないわ！！<BR> ‥‥え？プレステ２買うたらＤＶＤの映画ソフトが見えるて？‥‥レンタルもあんの？‥‥‥。」<BR> <BR> もう一押しや。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD valign="top" height="153" width="725"><U><B><I><FONT size="5">今日は、何号やった？</FONT><FONT size="4">　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００１、１、１０（水）</I></B></U><BR> 夫婦して、１０年来の週刊サンデーとマガジン購読者。<BR> 近年は小学生の子ども２人も愛読し始め、一家で「早く来い、来い、水曜日♪」<BR> 襲名でバタバタしている間も、買い続けた。が、読んでるヒマがなかった。だから山田家には、昨秋以降のサンマガが積まれ、部屋の一角を占領している。<BR> しばらく読んでないと表紙の印象が薄くて、最新号と先週の売れ残りの判断が自分でつけられない。発売日に店先に並ぶのが最新号と決めてかかる近頃の買い方では、合併号やら休刊やら、発売日もややこしくなる年末年始は困る、迷う、悩む。<BR> 混乱の結果、去年のマガジン５２・５３合併号が、我が家に２冊ある。これがホンマの、ダブルブッキング。<BR> 今日が発売日のはずのマガジンは、５号で間違いないんやろな。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="724"><U><B><I><FONT size="5">早い者勝ちやのうて、素早い者勝ちセール</FONT><FONT size="4">　</FONT>　　　　　２００１、１、２（火）</I></B></U><BR> 元旦のチラシに入ったゲームソフトの目玉商品。２日限りで、ＦＦⅨ新品が１,９８０円。<BR> ドラクエⅦもまだクリアしてないヨメが、「これ欲しい。絶対、欲しい。」と言い出した。<BR> 店のオープンが午前１１時。チラシには本数限定、早いモノ勝ちとある。<BR> 「これは並ばなアカンやろォ。」と、朝１０時１５分に店に着いた。が、店の前には人影もなし。<BR> 拍子抜けしたものの、「一番乗りや。」と大喜びして店の前に並ぶヨメを残して、<BR> 年賀状の追加を出しに郵便局に行ってから２０分後に帰ってきてみると、<BR> 店の前には相変わらずヨメ一人が立ちんぼしたまま。<BR> 寒い中、一人でボーッと立ったままで何をしてんのやろ、と誰もが思うだろう姿に笑った。<BR> 開店１０分前になって、数人の子どもや親子連れが急に店の前に集まり始めた。そして開店。<BR> それでも、一番に並んでんのやから大丈夫やろと思っていたのに、<BR> 手ぶらで車に戻ってきたヨメは、「あんなのアカンわ。スピード勝負や。」<BR> ＦＦⅨは３本しか入荷してなくて、入店してからの親子連れの素早い行動に負けた、と言う。<BR> 同情したらしい店員さんが車までやってきて、よそのセール情報を教えてくれていた。<BR> が、どんなに有利な条件でもコイツに目玉商品を勝ち取るのは無理だ。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD align="left" width="724"><U><B><I><FONT size="5">白昼のサンタさん　</FONT><FONT size="4">　</FONT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０００、１２、２４（日）</I></B></U><BR> サンタクロースは絶対に、夜中、ゆき達が寝ている間に来るものだと思っていた。<BR> 毎年２５日の朝、目がさめると、ゆきのベッドにプレゼントが置かれてるもん。<BR> 暗いのにゆきの部屋を間違えずに、しかも足音もたてずに歩くんだから、サンタさんはエラい！と思ってた。<BR> <IMG src="../o-mori.site/u010ani.gif" width="72" height="96" border="0" align="left">それが今年は、昼間、ゆきがお友達と遊びに行って留守にしている時を狙って来た。<BR> お父さんもお母さんも買い物に行ってたから、サンタさんが来てくれたのに気がつかなかったという。<BR> サンタさんが持ってきたのは、お兄ちゃんの新しい自転車。<BR> 駐車場の奥に置いてあった。説明書と防犯登録と保証書も一緒に。<BR> <BR> 保証書には、「ジャスコ」のレシートがついていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="723"><U><B><I><FONT size="5">お寿司は醤油+マヨネーズに限ります　</FONT><FONT size="4">　</FONT>　　　　　　　２０００、１２、１９（火）</I></B></U><BR> 今夜は、お父さんとお母さんが一緒にお出かけする日だった。<BR> 僕が塾から帰ると、食卓に僕の好きな「鉄火巻き」と「ヒレカツ巻き」が置いてあった。<BR> 醤油さしを探したが見当たらなかったので、手近にあったソースをかけて食べた。まずかった。<BR> でも、鉄火巻きの半分はソースいっぱいかけて食べた。<BR> もう、これ以上この味は我慢できないと思ったので、３階にいるはずの妹にどなった。<BR> 「ゆき～！醤油はどこや！！」<BR> 「あ、お兄ちゃん。お帰りィ。醤油ねえ、ゆきが持ってる。」<BR> 僕はソースがかかった寿司に、さらに醤油を山ほどかけた。そして食べた。<BR> まだちょっと納得できない味だったので、マヨネーズもかけてみた。<BR> すると、うまかった。<BR> 明日はご飯にマヨネーズをかけて食ってみよう、と思った。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="724"><U><B><I><FONT size="5">お母さんが、ついにドラクエⅦを買ってきた</FONT><FONT size="4">　　</FONT>　　　２０００、１２、１０（日）</I></B></U><BR> この夏、ドラクエの発売日が近づくと、そわそわしてたお母さん。<BR> でも、お父ちゃんからストップがかかった。<BR> 「今こんなもんを買うと、襲名前の忙しい時に、お母さんが動かなくなる。」　　　　　　　　　　　　　　　　<BR> ずうっと、ずうっとゲームを我慢していた（でも、他のゲームはやってた。）お母さんが、ついにドラクエを買ってきたということは、シュウメイっていうのも、やっと全部終わったらしい。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD height="43" width="723"><U><B><I><FONT size="5">ゆきはお買い物にはまってます</FONT><FONT size="4">　　</FONT>　　　　　　　　　　　２０００、１２、８（金）</I></B></U><BR> 学校から帰ったら、ランドセルをトイレの前に投げ出して、毎日、毎日、おやつにジュース、お友達の誕生日プレゼントを買いに出かける４年生の娘に、山田家の両親はカンカン！！<BR> 一ヶ月６００円のお小遣いで、いつまでも続くわけがないとは思いながらも、今、叱り方もしくは諭す方法を考え中。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> <TABLE border="1"> <TBODY> <TR> <TD width="724"><U><B><I><FONT size="5">ぼくは山田家の長男、小学６年生の１２歳</FONT>　　　　　　　２０００、１２、７（木）<BR> </I></B></U>今日は、待ちに待った『ＧＢ遊戯王Ⅳ』の発売日だ。３ヶ月前からローソンのロッピーで予約して、今日の日がくるのを待ち焦がれていた。<BR> 朝５時に目が覚めた。「今日や！！」と飛び起きて、夜が明けているのを確認すると、今すぐローソンに行こうと思った。今もらってきたら、学校に行くまでに２時間はプレイできる！これだ！！<BR> でも、お母さんはまだ寝ているから、着る服がない。<BR> そこらにあった靴下を履き、パジャマの上にジャンパーを羽織って、ローソンまで歩いてゲームソフトを受取に行った。恥ずかしさも、夜明け前の暗さも、そんなもん関係ない。<BR> それから朝ご飯までの２時間余り、みっちりやった！連戦連勝！！<BR> ちなみに僕は中学受験します。するつもりです。</TD> </TR> </TBODY> </TABLE> </BODY>